ホームレス農園―命をつなぐ「農」を作る!若き女性起業家の挑戦

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ホームレス農園―命をつなぐ「農」を作る!若き女性起業家の挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309246765
  • NDC分類 611.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

働く場所を求める人々と農業を結びつけ、人と農の両方の再生を目指して走り続ける女性企業家の“きれいごとなし”の奮闘記!

【著者紹介】
1978年熊本生まれ。慶應義塾大学卒。株式会社えと菜園代表取締役、NPO法人農スクール代表理事。生活保護受給者などの就農支援プログラムで「横浜ビジネスグランプリ2011ソーシャル部門最優秀賞」受賞。

内容説明

“ホームレスをファーマーに!”を合い言葉に、貧困問題の解決と農業の再生を目指す!体当たりで「食」と「職」の未来を変えるチャレンジの軌跡。

目次

第1章 藤沢市にはホームレスが輝く農園がある
第2章 私が「農」を始めたワケ
第3章 農業界とホームレスをつなげる
第4章 生活保護のほうが“マシ”?農業研修に新たな壁
第5章 就農第1号が誕生!そして見えてきた次の課題
第6章 「ホームレス農園」は今、さらなるステージへ

著者等紹介

小島希世子[オジマキヨコ]
『株式会社えと菜園』代表取締役。1978年熊本県生まれ。慶應義塾大学卒業。野菜の産地直送の会社に勤務した後、熊本県の無肥料・農薬不使用栽培・オーガニック栽培に取り組む農家の奥さんたちと農家直送のネットショップ(現オンラインショップ「えと菜園」)を立ち上げ、2009年に『株式会社えと菜園』として法人化。農家直送の通販を行うほか、2011年には消費者の方に農業を身近に感じてもらうための『体験農園コトモファーム』を開催。求職者と農業界を結びつけるプランで、「横浜ビジネスグランプリ2011ソーシャル部門」最優秀賞を、「内閣府地域社会雇用創造事業第1回社会起業プラン・コンテスト」でも最優秀賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

31
ホームレスが社会復帰に向けて働く農園(6頁)。ハロワで仕事のない40代は、農業界では若手(34頁)。希世子さんの農業への志の原点は、アフリカの飢餓を救いたいという一点(50頁)。京大農学部に不合格だったが、慶大環境情報学部に合格(54頁)。起業家への第一歩が叶った。野菜は共存させると農薬を使わずに済むという(78頁)。素晴らしいこと。空き缶拾い千円より農業なら時給が保証されている(81頁)。カフカの階段(87頁)。2015/02/26

メタボン

24
☆☆☆★ まさしく人事マネジメントの教科書のような本だった。農作業体験をきっかけに、自分に自信を持ってほしい、そして就業してほしいという、人の能力を最大限に生かそうと努力する姿に共感した。2016/01/29

みさどん

24
やりたい仕事が農業だったという熊本出身の小島さんの奮闘が書かれている。ホームレスやニート、生活保護受給者という、働く場のみつからない人々が取り組みやすい仕事として農業はありだと思える。そのための農園や指導の場、サポートしてくれる農家さんとの橋渡しなどの活動の記録。相手が見える農作物の購入もいいもの。自分も花、野菜を育てることは大好き。歳を取ったらやりたくなる人って多いだろう。日本の農業、もっともっと元気になってほしい。2015/07/17

むつこ

20
農家になりたくて勉強していた女の子がホームレスや生活保護者、ニートたちの自立をサポートし、起業家として取り組んでいる内容。経営者目線で構成されているので何度も女性的ではない文章だと感じ、こういう人の元で働いたら人生変わっていただろう。こういう「農」の取り組み方が増えるといいな。2015/06/28

けんとまん1007

19
タイトルの”ホームレス”に囚われると、小島さんの意図ややっていることが見えにくくなる。今のこの国の農業や食、働くということの現状を、少しでも変える方向性の一つになりえると思う。自分も、春から畑の一部をお貸しして、社会への適応のために頑張っている若者たちとの接点が濃くなり、書かれていることの納得感が高い。安心して提供するためにはという視点、誰が作り、そこから人も学び、だからこそ安心して食べることもできる。利潤の前に、そういうつながりを作ることが、すべての基本になる。そうすれば、長く続く道につながる。2014/12/31

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