熱狂なきファシズム―ニッポンの無関心を観察する

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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309246703
  • NDC分類 311.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

集団的自衛権、秘密保護法、原発再稼働……暴走する政治権力に抗うための視点とは。『選挙』『精神』等の映画監督による初・評論集。

憲法改定、集団的自衛権、秘密保護法、原発再稼働……
ずるずるじわじわコソコソと進むファシズムに抗うために。
『選挙』『精神』等の“観察映画”で日本を見つめる著者による、初・評論集。

【目次】
まえがきのような「熱狂なきファシズム論」
第1章 ニッポンの根拠を疑う
第2章 観察という手法
第3章 権力と表現
あとがきのような『永遠の0』論

『現代的なファシズムは、目に見えにくいし、実感しにくい。人々の無関心と「否認」
の中、みんなに気づかれないうちに、低温火傷のごとくじわじわと静かに進行するも
のなのではないか。僕は「熱狂なきファシズム」という造語に、そのような認識とス
テイトメントを込めたのである――。』想田和弘

【著者紹介】
1970年生、映画監督。東京大学文学部卒業後渡米、NYスクール・オブ・ビジュアルアーツ映画学科卒業。監督作品に『選挙』『精神』『Peace』等、著書に『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るか』等がある。

内容説明

憲法改定、集団的自衛権、秘密保護法、原発再稼働…ずるずるじわじわコソコソと進むファシズムに抗うために。『選挙』『精神』等の“観察映画”で日本を見つめる著者による、初・評論集。

目次

第1章 ニッポンの根拠を疑う(レジスタンスの時代に;法律が大の苦手な僕が改憲問題を論じる必要に迫られる理由;ベアテさんの遺言 ほか)
第2章 観察という手法(アテのない、散歩のように;風景が変わるとき;猫薬 ほか)
第3章 権力と表現(「精神病患者」の素顔を撮る;やわらかい部分;ドキュメンタリーとフィクションとノンフィクション ほか)

著者等紹介

想田和弘[ソウダカズヒロ]
1970年栃木県足利市生まれ。映画監督。東京大学文学部卒業後渡米、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアルアーツ映画学科卒業。93年からニューヨーク在住。台本・ナレーション・BGM等のない、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの手法で『選挙』を発表、ピーボディ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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