静かなる革命へのブループリント―この国の未来をつくる7つの対話

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静かなる革命へのブループリント―この国の未来をつくる7つの対話

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309246611
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

若手イノベーター7人と宇野常寛が語る、日本社会が大きく変わる2020年の姿を見据えた、全く新しいヴィジョンとは!

彼らはすでに世界を変えている――
政治、産業、都市、家族、働き方、科学、そして芸術……
行きづまりを見せるこの社会に突破口を開く7人のイノベーターと、若手のオピニオンリーダーによる対話集!

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「政治は変わらない」「テクノロジーでは未来はやってこない」「ソーシャルに期待しすぎるな」……
「どうせ○○だから」といった言葉で誰かの足を引っ張る人間のほうが賢く見えてしまう今の日本社会は、とてつもなく不幸だ。
しかし、産業の、研究の、そしてエンターテインメントの現場では、これからの日本と世界を変える「静かな革命」がすでに進行している。
感性が錆び付いたつまらない大人たちが気づくことのなかった、7人のイノベーターの、7つのアイデアがつくりだす未来を、鮮やかに描き出す対話集。

テクノロジーの爆発的な発達以降、労働やインフラといった日々の生活から美的感覚にいたるまで、われわれのライフスタイルに変化が起こった。
その一つひとつは、まだ小さなものかもしれない。
だが、それらのレイヤーを重ねてみると、われわれの気づかないうちに、すでにこの国が静かな革命へとシフトしつつあることが見えてくるだろう。
《2020年の東京と日本》を見据えた、まったく新しい社会像がここで描かれる。

?編著者プロフィール
宇野常寛(うの・つねひろ)
1978年生まれ。評論家/批評誌『PLANETS』編集長。
著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)。『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)。『日本文化の論点』(筑摩書房)、『原子爆弾とジョーカーなき世界』(メディアファクトリー)。
共著に濱野智史との対談『希望論』(NHK出版)、石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)。企画・編集参加に『思想地図 vol.4』(NHK出版)、
『朝日ジャーナル 日本破壊計画』(朝日新聞出版)など。京都精華大学非常勤講師も務める。

1 根津孝太(デザイナー/クリエイティブ・コミュニケータ/有限会社ツナグデザイン)
【産業とデザイン】クルマと戦後社会のアップデート――社会を変えるプロダクト・デザイン

2 吉田浩一郎(株式会社クラウドワークス代表取締役社長兼CEO)
【これからの働き方】フリーランスに年収500万円を保証する――クラウドソーシングが変える労働と社会保障

3 駒崎弘樹(社会起業家/NPO法人フローレンス代表理事)
【政治と社会運動】デモと選挙の中間に、政治を変える方法が――ロビイング2.0と社会企業の可能性

4 門脇耕三(建築学者/明治大学専任講師)
【建築と都市開発】2020年・東京デュアルシティ化計画――メガシティの分断が生む新しい公共性

5 猪子寿之(デジタルクリエーター/チームラボ代表)
【アートとサブカルチャー】人類の「美意識」を更新する――日本画とスーパーマリオをつなぐ美の逆転

6 尾原和啓(楽天株式会社執行役員/楽天株式会社チェックアウト事業長)
【ITビジネス】21世紀の人類は「日本化」する――日本的インターネットが予見する未来の市民社会

7 落合陽一(メディアアーティスト/日本学術振興会特別研究員DC1/IPA認定スーパークリエータ)
【メディアとテクノロジー】〈虚構の時代〉から〈魔法の時代〉へ――現代の魔術師の導くパラダイム・シフト

【著者紹介】
批評家。雑誌『PLANETS』主宰。著書に『ゼロ年 代の想像力』(ハヤカワ文庫)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本 文化の論点』(ちくま新書)ほか。

内容説明

彼らはすでに世界を変えている―政治、産業、都市、家族、働き方、科学、そして芸術…行きづまりを見せるこの社会に突破口を開く7人のイノベーターと、若者のオピニオンリーダーによる対話集。

目次

1 根津孝太―産業とデザイン クルマと戦後社会のアップデート―社会を変えるプロダクト・デザイン
2 吉田浩一郎―これからの働き方 フリーランスに年収500万円を保証する―クラウドソーシングが変える労働と社会保障
3 駒崎弘樹―政治と社会運動 デモと選挙の中間に、政治を変える方法が―ロビイング2・0と社会企業の可能性
4 門脇耕三―建築と都市開発 2020年・東京デュアルシティ化計画―メガシティの分断が生む新しい公共性
5 猪子寿之―アートとサブカルチャー 人類の「美意識」を更新する―日本画とスーパーマリオをつなぐ美の逆転
6 尾原和啓―ITビジネス 21世紀の人類は「日本化」する―日本的インターネットが予見する未来の市民社会
7 落合陽一―メディアとテクノロジー “虚構の時代”から“魔法の時代”へ―現代の魔術師の導くパラダイム・シフト

著者等紹介

宇野常寛[ウノツネヒロ]
1978年生まれ。評論家/批評誌『PLANETS』編集長。京都精華大学非常勤講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

13
コロナ騒動で改めて示された、大きな力(政府)の限界。トップダウンを待っていては、僕たちは救われないし満たされない。例え小さくてもニーズがあれば、それにのめり込める情熱を持って小さな旗を立てていこう、というエネルギー満載の対談集。キレキレの質問をぶつける宇野さん、でもそれを圧倒するみなさまの熱い回答。6年以上前の本だが、示されたトピックは今だからこそ取り組んでいきたい可能性に満ちあふれている。当たり前と思っていたことや、仕方ないと諦めていたことが変えられるかもしれない。そんな可能性を秘めた1冊だ。2020/06/04

そーま

7
国籍や人種に関係なく様々な人が様々な国で入りみだれ、共に働き、共に遊ぶ世界・社会がすぐに来る。どこでも働け得るようになるだろうし、どこにでも住めるようになる。その時に、日本を選んでもらうには、美(文化)をアップデートしなければいけない。どういう美を推し進めたら日本は生き残れるのだろうか。達成したい社会と美、カルチャ−が繋がっていることをもっと認識するべき。猪子さんみたいな人がもっと増えていけば面白いなあ! 2015/12/29

Yuki Ban

5
イノベーター7人とのインタビュー集。彼らは皆ものすごくポジティブ。頭の中で考え続けるとネガティブになっていくのは自明だが、頭の外へアイデアを出し、何かしらのかたちで実世界に関わり続けると、フィードバックを受けアイデアが洗練されるループに入って楽しくなるのだろう。彼らは好奇心を根っこに、世の中から与えられるたくさんの栄養と水を原動力にして走り続けている。4年前の著書なのに、全然新しい!逆を言えば、それだけ目まぐるしく静かに変わっている世界に気づいてないのだなと反省した。ミーハー魂を芸能以外にも向けてみよう。2018/03/03

Kumisuke92

4
七人の対談の多くは知性自慢の友達同士の会話にとどまり、こうした対談集の限界を感じた。だが、魔法の世紀を読んだばかりの落合陽一の話は、その著作の理解を深めるという意味で、面白かった。彼が、ハリーポッター世代であるということ。攻殻機動隊のように、自分自身の脳や内面を変えることで見方を変えようとする宇野常寛らの虚構の世代とは違い、広義の拡張現実によって物体が身体性をともなって語りかけてくることを魔法と呼びながら指向している彼の原点がハリーポッターだというのは、納得できると同時に、近づきやすさを感じさせてくれた。2015/12/22

三上 直樹

4
津軽出身の気鋭・宇野君が時代を変えていくために7人と対談した論集。新しい時代の方向性を垣間見せてはくれますが、これで社会が変わるかには疑問符をつけざるを得ない、時代と社会のギャップを改めて感じます。2015/06/17

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