精神障害と心理療法―「悪魔祓い」から「精神分析」、「親‐乳幼児心理療法」への概念の変遷

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  • サイズ A5判/ページ数 462p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309246604
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0011

出版社内容情報

時代により学派により大きく異なってきた「精神障害」とそれを治療してきた「心理療法」、その研究と概念の変遷を追う。

【著者紹介】
臨床心理士、精神保健福祉士。中央大学法学部兼任講師、更生保護法人飛鳥病院心理室長、児玉教育研究所所長。精神病院で多くの難治性疾患と面接、多くの臨床経験を持つ。著書多数。

内容説明

歴史の中で変化する「正常」と「異常」の線引き―時代により学派により大きく異なってきた「精神障害」とそれを治療してきた「心理療法」、その研究と概念の変遷を追う―!

目次

第1部 心理療法前史―中世の「悪魔憑き病因論」から「メスメリズム」への変遷‐精神障害及び心理療法の「前概念化段階」(ルネサンスと「悪魔論」;ヨハン・ワイヤーの「魔女狩り」の糺弾;「悪魔祓い」(エクソシズム)から「動物磁気術」(メスメリズム)へ)
第2部 心理療法の形成―フランス革命と精神医療の創設―精神障害及び心理療法の「概念の形成」(フランス革命と精神医療制度)
第3部 精神分析療法の成立―催眠療法から精神分析へ―深層心理学的概念の形成(精神分析前史;精神分析と「性欲論」;精神分析療法)
第4部 臨床的乳幼児研究―心理療法の根拠としての発達心理学‐深層心理学的概念の検証(ルネ・A・スピッツ「母‐子対象関係の発生理論」;ハリー・F・ハーロウ「アカゲザルの母性剥奪と愛着形成」の理論;マーガレット・マーラー「母子共生と乳幼児の分離・個体化の理論」;ロバート・N・エムディの「情緒応答性と情動的自己の形成」理論;まとめ)

著者等紹介

高橋豊[タカハシユタカ]
1948年生まれ。日本大学文理学部心理学科卒業。日本大学大学院博士前期課程修了、人間科学修士。臨床心理士、精神保健福祉士。現在中央大学法学部兼任講師、更生保護法人飛鳥病院心理室長、児玉教育研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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