生き生きした過去―大森荘蔵の時間論、その批判的解読

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309246550
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

大森荘蔵にその教え子である著者が挑む。大森哲学の魅力と可能性、そしてその限界を知られざる素顔とともに描く二人の哲学者の対決。

【著者紹介】
1946年生まれ。時間論、自我論、コミュニケーション論専攻。『私の嫌いな10の人びと』『カイン』『悪について』など数多くの著書で多くの読者の支持を集める。

内容説明

現代哲学の巨人・大森に教え子・中島がすべてを賭けて挑み、ふたつの哲学が火花を散らす―愛と畏敬にみちた対決だからこそ迫ることができた大森哲学の魅惑と奈落、そして人間・大森の真実。

目次

1 立ち現われ一元論
2 過去がじかに立ち現われる
3 過去透視・脳透視
4 「思い」の立ち現われ
5 過去の制作
6 生と死

著者等紹介

中島義道[ナカジマヨシミチ]
1946年生まれ。哲学塾「カント」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かとう あき

0
5章くらいから面白くなってきた2015/04/17

クラウド

0
大森荘蔵の弟子による解説・批判・回顧録ともとれる一冊。大森哲学が持つ「グロテスク」さや思想の変遷などが教え子の手により"想起"される。大森の時間や過去の考え方は俗衆には理解され難いと考えるのも無理はないという想いが読み取れながらも、彼の哲学的姿勢には今尚目を見張るものがある。 中島氏にとっても大森氏は"生き生きした過去"の一つだったのだろう。 前半部分は自分のなかでの咀嚼が追いついていなかったが、4章あたりから「思いの立ち現れ」の何たるかを掴みかけてきて、そのおもしろさに触れられるようになってきたと思う。2024/01/16

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