ラカン、すべてに抗って

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309245942
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0011

内容説明

文明に対するペスト、時代への美しき抵抗としての「精神分析」。『ジャック・ラカン伝』の著者が、新たな資料とともに描き出す精神分析家・ラカンの素顔。

目次

三十年後
ヴィーンからパリへ
子どもから鏡へ
作りなおされる主体
家族への愛憎
マグリートの愛
史料
パロール、声
「セミネール」の諸断片
愛、女
1966年、『エクリ』
モノ、ペスト
場所、書物、対象
アンティゴネー
カントをサドとともに

著者等紹介

ルディネスコ,エリザベート[ルディネスコ,エリザベート][Roudinesco,´Elisabeth]
1944年、パリに生まれる。ソルボンヌで現代文学、言語学を学びつつ、精神分析家としての訓練も開始。現在は高等師範学校で精神分析史を教える。精神分析思想史を中心とした数多くの著作に加えて哲学者たちの共著、メディアでの積極的な発言や論争など、多方面にわたって活躍を続けている

信友建志[ノブトモケンジ]
1973年生。京都大学大学院人間・環境学博士後期課程修了。思想史・精神分析専攻。現在は龍谷大学、京都大学で非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

2
★5 ジャック・ラカン伝の続編!現代民主主義一連の危機的状況に対する起爆剤としてルディネスコはラカンを選定した。読者は精神分析と民主主義を重ね合わせることで精神分析への擁護と民主主義への擁護が重なり合う。という手口は、自説を普遍的な価値観と強引にリンクさせ、自説に対する批判はその価値観に対する批判でもある!それはインチキ大学のあの手かも?自己破壊的に理論的展開を続けた精神分析家、ジャック・ラカンの小伝。家族間の愛憎、女性へのアプローチなど、軽妙な逸話を交えて語られるラカン思想の本質。良質な思想エッセイ。 2012/09/28

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