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エロティック・ジャポン

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  • サイズ A5判/ページ数 349p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309245348
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0039

出版社内容情報

ロリコン、援助交際、セクハラ、制服、人形愛、コスプレ、メイドカフェ……日本人でさえ理解しきれない「奇妙で豊饒な性文化」を論じる、気鋭のフランス人女性による大胆な〈性の日本論〉!

内容説明

“日本のエロティック・カルチャー”は世界からどう見られているのか?気鋭のフランス人女性ジャーナリストが論じる、あまりに奇妙で、あまりに豊饒な日本のエロス的イメージ。現代アートや浮世絵、風俗雑誌など、約300点にのぼる図版を収録。

目次

第1章 パンティ愛
第2章 恥の文化
第3章 水と蛸
第4章 おばけたちの物語
第5章 暴力
第6章 お人形
第7章 異性装と変身
第8章 男らしさの危機
第9章 女の子革命
第10章 セックス産業
第11章 大人の玩具

著者等紹介

ジアール,アニエス[ジアール,アニエス][Giard,Agn`es]
フランスの女性ジャーナリスト。1969年、フランス・ブルターニュ地方のヴァンヌに、哲学教師の父とリベルタン文学の専門家である母の間に生まれる。モロッコ、カメルーンなどの北・西アフリカなど、幼少期をアフリカ大陸で過ごす。アフリカ時代から三島由紀夫などの日本文学や漫画に傾倒。17歳でパリに上京し、名門リセのフェネロンに編入。パリ第3大学で近代文学の修士号を取得後、高等情報通信科学学校を卒業(修士論文は「フランスのプレスから見た日本アニメの暴力性」)

にむらじゅんこ[ニムラジュンコ]
ライター・翻訳家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程にて比較文化を学ぶ。ボルドー第三大学、パリ第四大学に留学。1955年にパリで雑誌『Popo color(ポポ・コロー)』を始め、「Bimbo Tower(ビンボー・タワー)」という店をバスティーユに開き、レコード・レーベル「Popo Classic Collection(ポポ・クラシック・コレクション)」を作る。2003年以降は上海に拠点を移し、現在は東京在住。フランスの『ルモンド』紙の関連会社が発行する国際総合オピニオン誌『ルモンド・ディプロマティーク日本版』翻訳スタッフ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青蓮

101
日本のエロティック・カルチャーは世界からどう見られてるいるのか?をテーマにフランス人女性ジャーナリストが綴った日本の性文化批評。日本のことについて良く調べてあるな、と言うのが第一印象でしたが「何か違うなぁ」とややズレているような部分も。あんまり深く突っ込むとこの手の書物はつまらなくなってしまうので、そこは目を瞑ります。それにしても人間の「性」とは奥が深い。エロティックな物はタブー視されますが、突き詰めれば立派な学問。詰めが甘い部分もあるけど、なかなかの力作だと思います。フランスの性文化と比較したら面白そう2016/09/02

やいっち

77
著者は、「1969年、フランスのジャーナリスト。パリ第三大学で現代文学を学んだ後、高等情報通信科学校で日本漫画とメディア論を専攻」というが、日本語文献は読めないとか。直に日本文化を研究した風が乏しい。本書の日本での刊行は、2010年。原書は2006年。つまり著者が三十代後半の頃に書いた本。この手の本は風俗の変遷が激しいので、情報が新しくないともどかしい思いが募るのみ。あくまでフランス人ジャーナリストの目には嘗て(今も?)このように映っていたという理解が必要だろう。2021/12/03

ふろんた

23
日本人の性文化について、フランス人ライターが考察した本。よくぞここまで調べたもんだ。だが、資料から、特に下世話な週刊誌やポルノ産業からの情報収集が中心なので、ズレた講釈もしばしば。2016/02/29

sawa

12
★★★★☆ フランス人から見たエロ大国ニッポン。これを読んでフランス人が、日本人はみんな嘔吐ショーに興奮し、スワッピングパーティーを楽しみ、OLはみんな男性社員に従属的で、電車内は痴漢天国、男はみんなロリコンでレイプごっこが大好きなんて思われたらどうしよう。時々トンチンカンな解釈があったり、女性の証言の元ネタが「週刊実話」の体験談だったり。しかし、ストリップの起源を古事記にみたり、様々なフェティシズムを江戸の春画にみたりと興味深い。これ程様々でハードな性的嗜好が満たされる国って本当にすごい。(図)2011/09/18

貴人

11
日本のどぎついエロス突っ込んだ本。著者は真面目で熱意もあるのだろうが、なんか日本人の性観念に対する認識ズレてね?と終始感じてしまったて私にはギャグに思えて仕方ない所多数だった。日本人の性観念に対して踏み込むなら、日本の自然環境から、文化、風俗、宗教観、など総合的な文脈から調査したほうが良いのではないだろうか?。どうせなら本当に見世物小屋的な下世話な興味を満足させる方に特化して、もっと面白おかしく書いたほうが良かったのでは。 2014/12/08

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