内容説明
古今東西の奇妙な思想は、なぜこれほど多くの人々を惹き付けてきたのか?悪魔教からオウム真理教、ケネディやジョン・レノンの暗殺、エリア51、フリーメイソン、アルカイダ、世界経済フォーラムまで、世界の裏側にうごめく集団妄想から世界と人間を読み解く。
目次
第1章 カルト(悪魔教;暗殺教団;イエズス会 ほか)
第2章 陰謀(アブラハム・リンカーンの暗殺;アルカイダ;ヴェローナの秘密条約 ほか)
第3章 秘密結社(アイルランドの古代教団;アーリアン・ブラザーフッド;イリュミニズム(天啓思想) ほか)
著者等紹介
住友進[スミトモススム]
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小木ハム
13
カルト33例、陰謀論20例、秘密結社47例。生まれた経緯やどんな事件を起こしたか、事典の体裁でサラッと迫っている。なぜカルトにハマるのか?なぜ陰謀論は無くならないのか?秘密結社ってそもそも何よ?これ系の本にしては割と中立的な視点で書かれていると思います。というかこれだけ集めれば中立に成らざるを得ないか。オウム真理教もちゃんと載ってました。麻原って元鍼灸師だったんだな。2019/11/30
TKK
6
そもそもカルト・陰謀というワードにわくわくしてしまう性質なんですが、実はほんとうに面白いのは「陰謀理論家」と命名された「客観的に検証された真実ではなく頭の中にある真実を信じて疑わない人」ではないでしょうか。宇宙人との取引をひた隠す米政府、世界的に影響のある人物の突然死、戦争の勃発、すべて裏で糸を引いている団体がいると囁かれる誇大妄想。でも少しだけ信じてみるとほんとうのことばかりの現実よりちょっとだけ楽しいのではないかと思う。秘密結社などは中世ヨーロッパのことをもっと掘り下げて書かれたものを読んでみたい。2014/12/16
SKH
5
全世界のカルト・陰謀・秘密結社を網羅。2014/10/28
HANA
3
カルト教団や秘密結社の紹介。著者がアメリカ人と言うことで大部分がアメリカ・ヨーロッパのそれのに費やされているが、オウムや統一協会、ヤクザなど我々にお馴染みの物も書かれている。人民寺院や悪魔崇拝、9・11アメリカ自演説やエリア51、フリーメイソンやマフィアなどの有名所は知っているが、その他殆どは聞いたこともない教団や陰謀、結社ばかり。つくづく世界は広いなと思い知った。2011/03/30
ふう
3
タイトルだけで十分怪しいのに表紙がこれまた…小さい子に見せたらトラウマになりかねない恐ろしさw 「性病が温暖化の一因だと主張してるカルト」とかこじつけすぎなくらい数秘術を駆使する新世界秩序なんかはちょっとまだしも、基本みんないっちゃってる本気でヤバいものばかり。オウムや統一教会、ヤクザなど日本でもお馴染み?の名前も満載w 地球にはこんなにも色んな考え方や感じ方があるんだなと今更ながら納得。使う機会はあまりないだろうけどお腹いっぱいになる情報量。箇条書きのがわかりやすいかなと思ったが"事典"だからいいのか。2011/03/09