出版社内容情報
深刻化する貧困問題とますます強欲になる富裕層、締めつけられる職場、中流階級の崩壊……ウィットとユーモアを武器として、「格差」を軸に極端なアメリカ社会を鋭くえぐる!!
内容説明
深刻化する貧困問題とますます強欲になる富裕層、締めつけられる職場、中流階級の崩壊…ウィットとユーモアを武器として、「格差」を軸に極端なアメリカ社会を鋭くえぐる。
目次
第１章 不公平の深い溝
第２章 さもしい人びと
第３章 がんじがらめのミドルクラス
第４章 職場の悪夢
第５章 悪化する健康
第６章 正しいセックスとは
第７章 偽りの神々
著者等紹介
エーレンライク，バーバラ［エーレンライク，バーバラ］［Ｅｈｒｅｎｒｅｉｃｈ，Ｂａｒｂａｒａ］
１９４１年モンタナ州生まれ。ハーパーズ誌やネイション誌などに寄稿し、ニューヨーク・タイムズ紙やタイム誌のコラムニストも務める
中島由華［ナカジマユカ］
翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yooou
3
☆☆☆☆★ 盛りだくさんでやや拡散ぎみ。他国であるアメリカの現状を非難するのは容易い話しですが、ではどうあるべきかと云う本質的な議論は非常に難しい話しですね。2010/02/02
まこ魚
2
医療保険に加入していないことから死に至った少年。仕事が無いから志願兵になる若者たち。就職するには歳をとりすぎているが、年金まであと数年・・・合理的な判断により刑務所へ入るために罪を犯す老人。アメリカは様々な問題が山積する国だが、日本の未来を予想すると、似たような方向に進んでいくのではないのだろうか？2015/02/14
はにゅ
1
「貧乏人はお金がかかる」ってトピックがあって、読んでみると日本でも言えることでワロタ。初期投資できないため、足元を見られちゃうんですよね。ちなみに題名はアメリカ人がよく学校で歌う「This land is your land, this land is my land, fron California～」って歌のもじりですね。一体いつから奴らの国になったんだろ？だろ？2014/06/20
すいか
1
皮肉とか、教養を示したいとしか思えない比喩とかなしでストレートに書けないのかなあ。アメリカの文化という事でしょうか。・・・基礎知識がないとわかりにくいところもある。2013/03/24
sqs2
1
この本の面白いところは、アメリカの格差社会を辛辣な言葉で描きつつ、作者自身が履歴書や申込書を出して現場に接している点である。経済学を駆使した理論やいわゆる”有識者”の言葉を鵜呑みにせず、逆にユーモラスな切り返しでアメリカの抱える問題を突きつけていく。目次に少しでも関心のある項目があればぐいぐいと引き込まれる楽しさがある。二年ほど前の本だが、2010年現在のオバマ政権が直面している問題を知りたければぜひ読むことをお勧めする。2010/03/15
