アトラクションの日常―踊る機械と身体

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309244808
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0030

出版社内容情報

機械仕掛けの〈アトラクション〉に取り囲まれた私たちの日常生活――その中心にある「身体」のふるまいを10の動詞で活写する。

内容説明

機械仕掛けの“アトラクション”が繁茂する私たちの日常生活―そのさなかにある「身体」のふるまいを10の「動詞」で活写。メディア論の型を破る新しい思考スタイルの誕生。

目次

1 揺られる
2 乗り込む
3 流される
4 ながめてまわる
5 買物する
6 セルフサービスする
7 くりかえす
8 複製する
9 同期する
10 夢みる

著者等紹介

長谷川一[ハセガワハジメ]
1966年、名古屋市生まれ。千葉大学大学院中退後、書籍編集者として働く。東京大学大学院情報学環・学際情報学府博士課程単位取得満期退学。東京大学大学院情報学環助手を経て、明治学院大学文学部芸術学科(芸術メディア系列)准教授。専門はメディア論。著書に、『出版と知のメディア論―エディターシップの歴史と再生』(みすず書房、日本出版学会賞奨励賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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arisa

1
ドリンクバーにおいてあらかじめ用意された選択肢をものともせず とんでもない魔飲料を錬成したり、道になんか出っ張りがあると平均台にしたくなったり色のついたとこだけ歩きたくなるのは予定調和の一部として生命が組み込まれる事に対する無意識的な抵抗なのかもしれん などと妄想した。2022/04/08

メルセ・ひすい

1
季刊誌『スクリプタ』の創刊号からの単行本化 何なんだ!2009/10/03

msykst

1
身体の動作と経験が<アトラクション>なるもののなかに優しく包摂されてまっせ、というお話。最近のアーキテクチャなり工学主義の話へのカウンターパートとしての文化論ではないかと。あんま読んでないから分からんのだけど,あの手の話の中で身体の位置付けってどうなってんのやろ。2009/08/10

ますたけ

0
日常を忘れさせるのは死。日常で自分は生きていく。2015/12/23

Was

0
人間を取り込む一つの生産形態としての“アトラクション”に充たされた日常。それを受け入れつつも、わずかに見えてくる綻びに生の希望を見出そう、というのが全体の要旨。アンチ・スペクタクル主義のドゥボールや、そこから発展した映画理論からの影響が濃い一冊。2012/01/31

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