内容説明
台湾の強固な独立志向、中国の経済進出とナショナリズムの台頭、中台関係に関するアメリカの曖昧な二股政策を背景に、台湾と日本を挟んで、アメリカと中国を破滅的な戦争に追い込む危機が、刻々と迫っている。ワシントンで最も賢明で洞察力のある東アジア外交専門家による冷静で不安に満ちた問題作。世界の平和に関心のあるすべての人々に必読の書。
目次
序章 米中衝突の危機
第1章 シミュレーション―二〇一三年
第2章 台湾問題の起源 一八九五‐一九七九
第3章 台湾問題の新展開
第4章 台湾における不穏な動き
第5章 中国の不吉な動き
第6章 アメリカの混乱した政策
第7章 ミリタリー・バランス
第8章 災禍を避けるために
著者等紹介
カーペンター,テッド・G.[カーペンター,テッドG.][Carpenter,Ted Galen]
テキサス大学外交史で博士号を取得。カトー研究所副所長(防衛・外交部門)。国際問題を中心に、『朝鮮半島の難問』『NATOを超えて』『最悪の近隣政策』など15冊を超える著書がある。「ニューヨークタイムズ」、「ワシントンポスト」、「ウォールストリート・ジャーナル」などに寄稿。「戦略研究ジャーナル」など多数の雑誌の編集人でもあり、TV出演も多数
中谷和男[ナカタニカズオ]
東京外国語大学卒業後、NHK入社。社会部を経て外信部へ。アジア総局長、アラブ・アフリカ・ヨーロッパ総局長などを歴任後、1995年NHK退局(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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James Hayashi