身体なき器官

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  • サイズ B6判/ページ数 444p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309243238
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

ヘーゲルとともに、『アンチ・オイディプス』の著者とは異なる別なるドゥルーズが甦り、大衆化された「ドゥルーズ的政治」=ネグリ/ハートと交錯する…思想の戦場の前線から送られた強靭な理論の毒薬。

目次

序 邂逅、対話ではなく
ドゥルーズ(“潜勢的なこと”の現実;生成と歴史;生成‐機械;いつか経験一元論の世紀が?;準原因 ほか)
帰結(科学―フロイトとともにある認知主義;芸術―話す首;政治―文化革命の訴え)

著者等紹介

長原豊[ナガハラユタカ]
1952年生まれ。著書『天皇制国家と農民』など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みみみんみみすてぃ

6
これはとても貴重な著作だと思う。ドゥルーズをある程度読んだことのある人なら、「ああ、そういうこと! ほお!」となるのではないか。僕はそうなった。ジジェクは素直にドゥルーズを称えている。これは間違いない。しかもかなり正しく理解していると思われる。存在と生成、というキーワードを使ってドゥルーズを後者の方からの「存在の哲学」に変化球を加える理路だとみなす方法は、シンプルかつあざやかだ(というか分かりやすい) 他にもいろいろ示唆に富む概念、解釈が出るが、今回は第1部まで。第Ⅱ部を読めるのはいつか。2016/11/04

もつ

2
もうどうかしてるんじゃないかと思うくらい面白い。だけど、面白いで終わらせられないフラフラ感もあるんですよねえ。2013/01/19

ULTRA LUCKY SEVEN

1
性格の悪いジジェクのドゥルーズ漫談2012/03/02

 

0
再読。ジジェク がドゥルーズ を評価するのは『差異と反復』『意味の論理学』『シネマ』であり、ガタリとの共著を悪し様に罵っている(むしろ、理論的な行き詰まりの逃避であるとまで断ずる)恐らく、その一端にガタリとラカンの確執があると下世話な想像をしてしまうが、資本主義に再-領土化(ヤッピーが小脇に抱える『哲学とは何か』!)されるドゥルーズ思想に対して決断主義としてのレーニンの切断を対置する。2023/09/14

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