内容説明
「道聞かれ顔」はどんな顔?身ぶりしぐさが伝えるメッセージ。
目次
小指の立場―手のひそやかな表現
ピノッキオの鼻―ちぐはぐな身体
イタリアの「道聞かれ顔」―不自由な空間
乾杯のタイミング―むずかしいあいさつ
化粧の引き算足し算―「私的儀礼」をかんがえる
毎日が「あたしごっこ」―日常の自己演技
おどりの翻訳可能性―ダンスのもつ意味
足はねぐらを覚えている―歩行の不思議
食卓の上のナイフ―体の動きとリズム
出口が探せない子ども―育ての文化
著者等紹介
野村雅一[ノムラマサイチ]
1942年、広島県生まれ。京都大学文学部卒。同大学人文科学研究所助手などを経て、国立民族学博物館教授。総合研究大学院大学教授(併任)。文化人類学専攻。南ヨーロッパを主なフィールドにして、身ぶりやしぐさを含む人間のコミュニケーションのあり方を研究する
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感想・レビュー
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魚京童!
4
浅く、広く、雑誌とかに載っていれば面白いけど、本にする価値はない。2014/01/26
Humbaba
2
何気なく行なっていることだからこそ,人の心がそのままに表現される仕草.人の考え方が地域によって異なるように,仕草も場所によってその意味を大きく変える.その違いを知っていくことも,またひとつの楽しみであるといえるだろう.2012/01/29
のっち
1
ふとした人間の行動に民族性や社会性が。座る若者にも日本人のDNAが流れているのだなあ。2010/08/25
釦
0
文化人類学(比較人類学?)っておもしろい!! いろんな人がいるってことはそれだけで祝福ではないか!? 観察すなわちウハウハではないか!? 新聞の連載という形式なのも非常によかった。短い紙面で作者が語りきれなかっただろう余白から想像が広がっていく。最近の脳科学で記憶するには右手を使って思い出す時は左手を使うと言う話があったけどシニスターと関係はないだろうか!? つまり過去にとらわれるのは人類学的に見てシニステルという…。2016/07/06
一彩
0
「化粧してきれいになるのは,化粧のいらない人・・・」 深い2016/02/02