内容説明
フランスの偉大な精神分析学者ラカンの初の本格的伝記。人間ラカンの実像と思想形成の真実を追究し、哲学者、思想家、文学者をもまき込んだ20世紀ヨーロッパの一大ドラマを生き生きと描く。
目次
第1部 先祖たちの肖像
第2部 女性患者たち
第3部 男ざかり
第4部 家族の歴史
第5部 戦争、平和
第6部 思想体系の要素
第7部 権力と栄光
第8部 絶対の探究
第9部 遺産
著者等紹介
ルディネスコ,エリザベト[ルディネスコ,エリザベト][Roudinesco,Elisabeth]
ラカンの弟子で友人でもあったジェニー・オーブリの子供として、1944年パリに生れた。69年から79年までラカンのゼミナールに出席。69年から80年まではパリ・フロイト学派に所属した。83年に、精神医学と精神分析史国際協会の設立メンバーとなり、現在は副会長を務める
藤野邦夫[フジノクニオ]
1935年、石川県に生まれる。早稲田大学フランス文学科卒業、同大学院中退。東京大学講師、女子栄養大学講師などを勤める
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感想・レビュー
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「革命家としてのあなた方が熱望するのは、ひとりの指導者です。あなた方は、その指導者をもつでしょう……わたしはみなさんとおなじく、反進歩主義者であるかぎりでリベラルであるにほかなりません。精神分析の発言がなりたつのを理解するのは進歩主義的ですから、それはわたしが、進歩主義者とよばれるに値する運動にかかわったのを除いてのことであります。そして、それがなりたつのは、たぶんあなた方が正確になんにたいして反抗するかという位置づけで、自分たちに許す範囲を補完するかぎりでのことでしょう」2016/08/25
ルンブマ
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す、すごい読みにくい…。2020/10/12