内容説明
『正法眼蔵』全体を一冊に凝縮させた、前人未踏の道元入門の書!原文対訳『正法眼蔵』の訳業によって、初めて古今東西をつなぐ人類普遍の哲理として道元を現代に甦らせた著者が、『眼蔵』全巻を丹念に読み解き、より簡明により鮮明に道元の思想を伝える、待望の書き下ろし。
目次
1章 自己について(空と自己;認識と自己;実存;心;仏法;自己と場)
2章 時について(時;有即時;吾有時;時と縁;句と意)
3章 言葉について(言葉と場;語話)
4章 実相について(夢;煩悩)
5章 自然について(自然と人間;道元の憧憬;生死)
著者等紹介
石井恭二[イシイキョウジ]
1928年、東京生。1957年に現代思潮社を創業。埴谷雄高、吉本隆明、渋沢龍彦、さらにサド、バタイユ、ブランショ、デリダなどの著作を先駆的に刊行し、一時代を画す。渋沢龍彦の盟友として〈サド裁判〉を闘った、知る人ぞ知る出版人
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