家事と城砦

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309242385
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

男であることの恥ずかしさ。「男」の「言葉」の「帝国」から逃げ出し、「身体/物」の言葉の発明へ―絶対的自由への戦いのためのドゥルーズ的思考の煽動。

目次

雲の肯定
肉体の使用法
「幼児的なるもの」と崩壊
「日本語」への闘争…
小さなアポカリプス
壜の中のメッセージ
「家事」と「城砦」
小説の最後の使命
三島とリアリズム

著者等紹介

丹生谷貴志[ニブヤタカシ]
1954年、東京に生まれる。78年、東京芸術大学芸術学部卒業。80年、同大大学院美術研究科西洋美術史修了。現在、神戸市外国語大学教授。著書に『光の国あるいはVoyage en Vain』(朝日出版社)、『砂漠の小舟』(筑摩書房)、『死体は窓から投げ捨てよ』『死者の挨拶で夜がはじまる』(河出書房新社)、『ドゥルーズ・映画・フーコー』『天皇と倒錯』『女と男と帝国』(青土社)、訳書にネグリ=ガタリ『自由の新たな空間』(朝日出版社)、他がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

₭€₦ ㉿θЇ¢ħɨ฿ᾶr₳

0
家事と城砦、つまりは残酷性と暴力性、生成の無垢と道徳的否定性、アナーキーと否定神学、女たちの文学と男たちの表象、イギリス文学の唯名論的伝統と大陸の実在論、リアリズム小説と国民国家、文学と科学的知… なぜ文学が営まれなければならないのか、その必然性が「男であることの恥ずかしさ」というドゥルーズの言葉を巡りながら浮き彫りになる、文芸時評という形式のクリティーク。とりわけ三島由紀夫論の切れ味が超絶にシャープ。そして淀川長治の残酷性 笑2021/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/30810
  • ご注意事項