内容説明
男であることの恥ずかしさ。「男」の「言葉」の「帝国」から逃げ出し、「身体/物」の言葉の発明へ―絶対的自由への戦いのためのドゥルーズ的思考の煽動。
目次
雲の肯定
肉体の使用法
「幼児的なるもの」と崩壊
「日本語」への闘争…
小さなアポカリプス
壜の中のメッセージ
「家事」と「城砦」
小説の最後の使命
三島とリアリズム
著者等紹介
丹生谷貴志[ニブヤタカシ]
1954年、東京に生まれる。78年、東京芸術大学芸術学部卒業。80年、同大大学院美術研究科西洋美術史修了。現在、神戸市外国語大学教授。著書に『光の国あるいはVoyage en Vain』(朝日出版社)、『砂漠の小舟』(筑摩書房)、『死体は窓から投げ捨てよ』『死者の挨拶で夜がはじまる』(河出書房新社)、『ドゥルーズ・映画・フーコー』『天皇と倒錯』『女と男と帝国』(青土社)、訳書にネグリ=ガタリ『自由の新たな空間』(朝日出版社)、他がある
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