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超のび太症候群

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309242309
  • NDC分類 493.71
  • Cコード C0011

内容説明

ドラえもんという、ハイテク機器の母の助けを借りて、幼児的万能感を誇っていた“のび太”たち。彼らの前から、集団生活の試練を与えていたジャイアンやスネ夫が姿を消した。さまざまな現実の局面に対応しきれない、生活ソフト欠乏症の「超のび太症候群」が今増えている!それにともなう、事件や犯罪の心理を精神科医が分析する。恐るべき子どもたちの精神病理。

目次

1 「のび太症候群」(家族機能不全;家族機能不全と少年非行 ほか)
2 「生活ソフト欠乏症」(受験戦争への過剰適応;情報化社会 ほか)
3 「超のび太症候群」
4 若者の攻撃性の変化(現代の若者の攻撃性;日本における暴力犯罪の特徴 ほか)
5 「空虚な自己」と「自己確認型」犯罪(「空虚な自己」とエゴパシー;京都小学生殺害事件 ほか)
6 「自己の病理」(エゴパシー:Egopathy)の時代(「エゴパシー」と「空虚な自己」の哲学・文学;「空虚な自己」と幼児的万能感)
7 新しい世紀へ向けて(「身体的自己」の復権;「統合型」個人主義前史 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

noko

2
作者の造語か多い本でした。そして、結構古いかも。造語が多いが、まとを得た造語でイメージしやすい。のびた症候群は根拠のない自信、自負心だけが強く、ハイテク機器やアニメに夢中、その事ばかり話したがり、話題に広がりがなくオタクっぽいとある。たしかにそういう人いるなぁ。のび太症候群で刃物やモデルガンなどを誇示するのは、古典的タイプらしい。生活ソフトが欠乏してる人(人間関係の苦手な人)も、増えている。空虚な自己と幼児的万能感は合併しやすく、自己確認型犯罪が少なくないと言っている。犯罪心理学の本としては、読みやすい。2021/05/16

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