内容説明
なにもすることがなく、名づけられることもなく、なにものでもなく…ドゥルーズ、バルトらの途方もない継承者による孤高にして異様な思考の揺動。
目次
序にかえて 一番重要なのは、やることがないという状態を引きうけるとは何か、ということです
インスタント・カーマー(これがせきたんやのくまさんの話です;墓標と忘却;死体はモノになってくれない;ここでは誰も迷わない)
墓石との熱狂的なダンス
離人症の光学
「名づけ得ぬもの」と「語り得ぬもの」
「真の戦後」、「真の荒野」
幼年期は捏造される〔ほか〕