物書きがコンピュータに出会うとき―思考のためのマシン

物書きがコンピュータに出会うとき―思考のためのマシン

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309241173
  • NDC分類 816.5
  • Cコード C0030

内容説明

文字をあつかうマシン、思考のためのマシンとしてコンピュータは人文科学の道具となった。手さぐりの第一歩から、ワープロ、アイディアプロセッサ、データベースと使いこなしていく体験的新論文作法。

目次

第1章 物書きがコンピュータに出会うとき
第2章 書く機械の現在
第3章 電脳書斎の将来
終章 コンピュータを使っていかに書くか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gu

7
マウスという言葉にすら註が付く時代に書かれた本だが、コンピュータを使った文章作成の方法論として多くの示唆を与えてくれる。文章を書き、書きながら考えることについての理論と実践が、著者が様々なツールと格闘して論文を作成してきた体験とともに語られる。その実際的な手触りが面白い。アイディアプロセッサとしてのアウトライナーの威力を語った章はとても刺激的だし、そういうものを気軽に触れる現代は相当に恵まれていると思う。2021/05/19

jima_1965

2
「遊撃手」の名前を変えた「バグニュース」上で連載されて、河出書房新社から90年ぐらいに刊行。連載していたのを読んでいたのか、もはや定かでないが、単行本になったのをすぐ買ったのは間違いない。ワープロ、データベースシステム、アウトライナーといったパソコンを駆使したあらたな文章作成のノウハウ構築の過程が著者留学中の研究と重なり合いながらヴィヴィッドに描かれていて,今読んでもおもしろい。なぜか、文庫になったり再刊されない。この後編として「現代思想に」で連載していたのをまとめた「思考のエンジン」はちょっと違うかなと

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