内容説明
蓮如上人研究の第一人者・東本願寺連枝が、真宗思想の核ともいうべき「御文」を画期的なアングルから照射。これまで稚拙とまでいわれてきた平易なことばの繰り返しを、彼岸から此土へいくたびも寄せてはかえす波のような、飽くことなき信心へのいざないととらえて、ふかい愛と智恵と力にみちたメッセージを読みとる。あたかも大地に埋もれた古代都市を掘り起こすうよに、御文の一語一語をたんねんにひろいあげ、信じることの法悦を謳った伝道の書。
目次
聖人一流の章
御正忌の章
无上甚深の章
上〓下主の章
阿弥陀如来本願の章
白骨の章
一切女人の章
当流聖人の章
末代悪人の章
経釈の明文の章
蓮如上人と御文解説