ロココからキュビスムへ―18~20世紀における文学・美術の変貌

ロココからキュビスムへ―18~20世紀における文学・美術の変貌

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  • サイズ A5判/ページ数 380,/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784309230047
  • NDC分類 702.05

内容説明

18世紀の様式ロココから、ロマン派、印象派、アール・ヌーヴォーなどをへて、近代の様式キュビスムが成立する過程を、文学、芸術、思想の類似性を分析しつつ考察する名著『ルネサンス様式の四段階』の続篇!

目次

第1部 ロココ―秩序の観念(ポープとロココの状況;啓蒙主義における虚構;様式としてのロココ;詩におけるアラベスク模様;ジャンル・ピトレスク)
第2部 ピクチャレスク、ロマン主義、象徴主義(様式の喪失;視覚的ピクチャレスク―想像力の喜び;心理的ピクチャレスク―観念連合と夢想;リューミニズム;万物照応)
第3部 ネオ・マニエリスム(様式・様式化・ブロカージュ;ネオ・マニエリスム的状況;印象派の実験;ナザレ派、リヨン派、そしてラファニル前派;ナビ派とアール・ヌーヴォー)
第4部 キュビスム遠近法(新しい相関的世界―写真と映画;キュビスム演劇;キュビスム小説;物体なき世界―新造形主義と詩)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかふく

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ロココ、ピクチャレスク、ネオ・マニエリスム、キュビスムを「様式」とし、美術だけではなく主に文学を含む芸術へと敷衍して考えることにより、ある種の時代についての論を立てようとする試み。キュビスムの項がやはり興味深かった。キュビスム演劇としてはピランデルロ、キュビスム小説としてはジイドが挙げられている。もう少し時代が下ってればヌーヴォー・ロマンへの言及が増えてたのかな。それについてはロブ=グリエについてのみだったので少し残念。2012/08/01

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