略奪の帝国―東インド会社の興亡〈下〉

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略奪の帝国―東インド会社の興亡〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309228570
  • NDC分類 225.05
  • Cコード C0022

出版社内容情報

18世紀、インドを征服した一企業による歴史的な組織暴力と、インドの悲劇を描いた、近年の歴史書最大の話題作、待望の邦訳!

内容説明

金と権力への飽くなき欲望は未曽有の飢饉を巻き起こし、戦乱の炎は、インドを焼き尽くす。豊饒な大地は屍と化し、そして東インド会社にも破滅のときが訪れる―。

目次

第6章 飢饉
第7章 デリーの荒廃
第8章 ウォーレン・ヘースティングズの弾劾
第9章 インドの屍

著者等紹介

ダルリンプル,ウィリアム[ダルリンプル,ウィリアム] [Dalrymple,William]
1965年、スコットランド生まれ。現在、イギリスで最も活躍する歴史家のひとりで、その著書の多くがベストセラーとなっている。ケンブリッジ大学在学中に発表した、マルコ・ポーロについての評伝In Xanaduで評価を得て、その後、White Mughals,The Last Mughals:Love and Betrayal in 18th‐century India,Return of a King:The Battle for Afghanistanなど、インド、ムガル帝国を舞台とした数々の話題作を発表した。THE ANARCHYは、2019年のサンデー・タイムズベストセラーのトップ5に入り、バラク・オバマによる同年のベストノンフィクションにもリストアップされた

小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブラックジャケット

11
北方のイスラム教徒が建国したムガル帝国は何百万の兵士がいる。しかし時代は火力の発展とそれを組み合わせた歩兵戦術で、旧体制の貴族騎馬隊を圧倒した。東インド会社は軍隊を持ち、当地のセポイを訓練した。ヒンドゥー教徒が各地で反乱し、ムガル帝国は揺らぐ。東インド会社はムガル帝国を 傀儡化してインドの富を収奪する。インドの国富が海を渡りイギリスへ。飢饉・疫病があろうが富の収奪は変わらない。一民間会社が軍隊を動かしインドの地図の塗り替えた。しかし時代は帝国主義、ついにイギリス政府が東インド会社を飲み込む事態となった。 2023/03/17

人生ゴルディアス

7
下巻もひたすら大戦国絵巻。潔いほど東インド会社の会社としての商業的な話に言及しないが、言及すると上下巻に収まらず大混乱に陥るだろうから仕方ない……と見るべきか。読んでると心情的にはインド側に与したくなるが、インド側はインド側で脳筋権力者が多いし宗教も入り乱れてるし統一的なインドという感じではないし、皇帝は足蹴にされてるし、敵対者はフランスとがっつり手を組んでるし、あくまで野蛮な時代の話であってなんか思ってたような邪悪な圧政者ブリカス、という感じとも言いにくかったな。2023/05/24

Yuki2018

7
下巻は18世紀後半にイギリス東インド会社の支配がインド全域に拡大する歴史を描く。ムガール帝国、マイソール王国、マラーター王国等のインドの有力勢力は、時々優れたリーダーが現れるが、どうしても協調できないので単発で終わってしまい、次第に侵略を許した。やはりバラバラのままでは帝国主義から身を守れない。この観点でみると日本は明治維新で中央集権化できたのは幸いだった。インドは日本より遥かに多様性が高く、地理的にも開けている点が大きな違いか。本書は分厚いが平易。学校では余り習わないインドの近世史が学べる。2022/10/06

TK39

6
ムガール帝国の没落により、様々な王国が乱立し、共同で東インド会社と戦うのではなく、お互いに対立を深める。地場の銀行家は信用できる東インド会社に金を貸す。さらにはインドの重要性に気づいたイギリス政府は関与を深めていき、最終的には会社の特権を剥奪し、植民地へと変わる。私企業の権力の乱用、原著のタイトルであるインドのアナーキーの歴史です。読みごたえあり。しかし、インドの人名があたまに入らないし、地域を知らないので、そこが難点。2022/08/14

いっこ

4
数多の登場人物の中で、東インド会社ウォーレン・ヘイスティングスとムガル帝国シャー・アラーム帝について多くのページが割かれ、著者のこの二人への思い入れが伝わる。インド人の文化や思想を理解したヘイスティングスのような人物がいたにもかかわらず、略奪は形を変えて続いたのだ。伝説にまみれた歴史物語で終わらせず、史実を丁寧に著し、現代の巨大企業の権力乱用の可能性に警告を発していることに目を開かせられた。2022/12/15

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