出版社内容情報
私たちは神話に囲まれて生きている! 3000年の時を超えてなお現代に息づくギリシア・ローマ神話の魅力を語る入門書。
内容説明
世界は神話でできている。ギリシア・ローマ神話のイメージは地名、企業名、商品名、人名、アニメやゲームに姿を変え、生活の中にあふれている。誕生から3000年の時を経て受け継がれる魅力とは何か。基本事項をなぞりながら、現代に息づく神話を読み解く。
目次
第1章 神話は生き続ける
第2章 ギリシア・ローマ神話とは何か
第3章 世界・神々・人間の成り立ち
第4章 神々の世界(一)オリュンポスの一二神
第5章 神々の世界(二)他の主な神々
第6章 英雄と怪物
第7章 トロイア戦争とローマの起源
第8章 愛僧の物語
終章 時を越えるギリシア・ローマ神話
著者等紹介
庄子大亮[ショウジダイスケ]
1975年、秋田県生まれ。西洋古代史・西洋神話研究者。京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。2007年、博士号(文学)取得。現在、関西大学、佛教大学などの非常勤講師を務める。本来の専門は西洋古代史だが、西洋の神話の意味や、後世への影響などに広く関心をもって研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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wang
2
ギリシア・ローマ神話に登場する神々を分かりやすく解説。多くの神々・英雄・神話中に登場する人々・動物・怪物・道具などがあり、それぞれ物語に多様な伝承もあるものを整理して簡潔に書いている。時系列に追うのは難しく、各人物が別の物語で別の人物と関係してかなり絡み合っているが、それらも説明。それぞれが現代に生きる用語や創作などに影響を残しており、西欧文明への影響度の大きさがわかる。語源になっていたり、事物に命名されているものは詳細。2023/01/18
K
1
一回読んだだけでは神々の相関関係全然頭に入らないけれど、美術だけではなくて西欧文化全般がギリシャ神話の上に成り立っていると思わざるを得ないくらい影響が濃いのだなと感じました。2022/06/23
いたる
0
大量のうんちくを確保。 英語の暦の語源とか、とにかく語源系のうんちくを集めている人は読むべき。2023/09/18