出版社内容情報
気鋭の歴史家が平易な文章でまとめた韓国通史の決定版。2017年刊本を、文政権時代まで増補。写真、図版、年表、注も充実。
内容説明
断片的な知識が線につながる。歴史を通して隣国を理解。韓国・北朝鮮の歴史を古代から現代まで俯瞰した“韓国通史”の最新決定版。
目次
第1章 古代から統一新羅へ
第2章 高麗時代
第3章 朝鮮王朝の成立
第4章 社会の変化と実学
第5章 列強の侵略と近代化
第6章 植民地支配下の朝鮮
第7章 解放から南北分断、そして新時代へ
第8章 経済大統領と女性大統領の誕生
第9章 過去の清算と左右の対立
著者等紹介
李景〓[リキョンミン]
1946年、韓国済州道生まれ。パリ大学政治学部卒。同大学院博士課程を経て、京都大学人文科学研究所に学ぶ。元札幌大学文化学部教授。専門は国際関係論、朝鮮政治史
水野俊平[ミズノシュンペイ]
1968年、北海道出身。北海商科大学教授。天理大学外国語学部朝鮮学科卒。韓国・全南大学校大学院国語国文学科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mana
3
三国時代と高麗時代を知りたかったのだけど、あまり記載がなくて残念。李氏朝鮮と日本併合以降が大半。2022/10/16
安土留之
1
韓国に忖度した本。 第一に、古代の日本との関係をスルー。任那日本府や広開土王碑文の日本との戦いをスルー。日本の影響を認めない韓国歴史学会に忖度したのだろうか。 第二に、韓国側の価値観にもとづいた描写が多い。江戸時代の国交の回復を、朝鮮の「光海君の卓越した外交手腕」と称揚する一方、文書偽造したとはいえ、対馬藩の果たした役割を貶めている。また、「人々を殺戮した」江華島事件、閔妃暗殺事件を「蛮行を行った虐殺事件」とする一方、伊藤博文の暗殺事件を、「射殺するという事件」と描写している。 2021/10/17
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0
紀元前から2016年まで韓国の歴史を学びました。昔から周りに翻弄されたいへんだったことはわかった。なかなか興味深く読んだ。2023/07/29