大人の教養図鑑
江戸入門―くらしとしくみの基礎知識 大人の教養図鑑

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309227740
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0021

出版社内容情報

江戸の発展を支えたしくみを図やイラストたっぷりに解説。武士や庶民の生活からお金と商売の事情まで。歴史好きのための教養絵本。

内容説明

物価、役職、刑罰、仇討ち、水、自治、職業、リサイクル、食べ物屋・居酒屋、遊び…太平の世、武士と庶民はどのように生活していたか―?大都市・江戸はこういうふうにできていた!歴史好きのためのビジュアル百科。

目次

第1章 幕府が発行した金貨・銀貨・銭貨―江戸の貨幣のしくみ(「両」は貨幣の単位ではなかった;金貨・銀貨・銭貨の三貨の換算)
第2章 武士たちは太平の時代をどう生きたか―武士たちのくらし(幕藩体制の宿命的な矛盾;江戸の警察の世界 ほか)
第3章 世界一の都市は町民の自治で守られていた―江戸の自治のしくみ(江戸の開発;江戸の町は自治社会)
第4章 たくましく生きていた庶民たち―江戸の庶民たちのくらし(江戸のリサイクル;江戸の食べ物屋 ほか)

著者等紹介

山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。文学博士。東京大学史料編纂所教授。大奥女中や江戸の官僚組織研究の第一人者。1992年『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社、のち講談社学術文庫)で第40回日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しゅわっち

18
資料も多く掲載され江戸時代の生活がわかる本でした。今、隣に住んでいる人を知らないのは、知らなくても済む制度で、昔と変わったからと分かりました。首都が、変わったことにより、生活必需に絡む産業が首都周辺に移行したのがわかりました。時代劇でみた夜間通行止めをする町木戸は、大阪にもあったのか疑問に思いました。また、与力も侍の中で微妙な立場と知りました。江戸中心の話なので、江戸時代の京都、大阪の対比も知りたいと思いました。2021/02/07

田中峰和

4
定期的に放映されるNHKの時代劇の時代考証をするのが監修者山本の仕事。江戸の物価を推測する記事が面白い。ビッグマック指数ならぬ蕎麦指数の換算から一文が30円相当。なんと卵1個が600円。食品というより薬の役割だったためらしい。リサイクルが当たり前の江戸では、番傘の古骨買いがいて、油紙をはがして再生させるのが貧しい浪人の仕事だった。さらに油紙は食品の包装紙に、骨は凧に利用された。紙屑は問屋に買われ煮て再生紙になるが、冷えるまで手の空いた職人は吉原見物へ。買う気がないことをひやかすというのはこれが語源らしい。2019/08/27

bvbo

3
時代小説を読むので色々参考になってありがたい。2022/11/30

asobi

2
書かれている項目の分量にアンバランスな感じはあるけど、ビジュアルが古臭くなくて良い。お金の話がちゃんとしてるので、生活を比較しやすい。図や写真がもう少し大きいとなお良かったんだけど。2019/07/19

ひろしくん

1
江戸時代は知らない事ばかり。面白いです。2021/03/14

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