出版社内容情報
被差別部落に多く分布する白山神社。謎に包まれた白山信仰の実際を追って、民俗学の神秘の空白部分に迫る。待望の増補新版。
内容説明
なぜ白山神社は被差別部落に多いのか?先達・菊池山哉の研究に導かれ、謎に包まれた白山信仰の実際を追う、その探究の手は留まるところがない。民俗学の神秘の空白部分に迫る、白山信仰研究の決定版、さらに増補!
目次
序 謎の白山信仰
1 山中他界
2 水の女神
3 白い神々の系譜
4 被差別部落が祀る白山神
5 南島のシラ
6 シラと白
7 逆転の構図
8 死と再生の民俗
終章 現代の白い闇―私たちはいかにして死ぬか
著者等紹介
前田速夫[マエダハヤオ]
1944年、福井県生まれ。民俗研究者。東京大学文学部英米文学科卒業後、新潮社に入社、文芸編集者として雑誌『新潮』編集長などをつとめる。退社後は法政大学で教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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