プーチンとロシア革命―百年の蹉跌

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309227559
  • NDC分類 312.38
  • Cコード C0022

出版社内容情報

日本人記者最長の11年半モスクワ特派員を勤めた著者が、革命に遡りプーチン体制長期化の理由と危うさに迫るロシア理解の決定版!

遠藤 良介[エンドウリョウスケ]
著・文・その他

内容説明

ロシアを知り尽くした元モスクワ特派員が、プーチン体制が長期化した理由と危うさに迫るロシア理解の決定版!

目次

前書き 「革命」は終わっていない
プロローグ 蘇る独裁者の亡霊
1 攻防…改革か革命か
2 怒涛の一九一七年
3 革命が生んだ矛盾
4 血塗られた独裁者
5 ソ連の根深き病巣
エピローグ 変わらぬ専制の国

著者等紹介

遠藤良介[エンドウリョウスケ]
1973年、愛媛県生まれ。東京外国語大学外国語学部ロシア東欧語学科卒。同大学院地域文化研究科博士前期課程修了(国際学修士)。99年、産経新聞入社。横浜総局、盛岡支局、東京本社編集局整理部、外信部を経て2006年12月からモスクワ支局。14年10月から同支局長。18年10月から外信部編集委員兼論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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古本虫がさまよう

3
特派員時代の十二年弱のロシア見聞のみならず、ロシア革命、日露戦争前後から今日までの日ロ間の関係史を辿っている。明石元二郎のスパイ工作は言われているほどの実害をロシアには与えていなかったとのことで、従来の定説は若干崩れてきているそうな? 勝野金政さんの名前も出てくる。モスクワにグラーグ史博物館があるそうで、そこに勝野の「遺品」が納められているという。これは、いつの日か見にいかなくちゃ。勝野はソ連で逮捕され、そのあと、日本に戻り反ソに転向した人。といった風にいろいろと日ロ(ソ連)の関係史を学ぶ上で役立つ本だ。2019/01/21

chikapie

1
ロシアの歴史が黒すぎる。そして革命が起こりすぎて一度読んだだけでは理解しきれなかった。春はロシアの歴史を学びたい。2022/03/27

かにーじゃ

0
本書の出版が2018年で、現在進行中のウクライナとの戦争以前。その時点での著者のプーチン像と、ロシアの歴史でプーチンに影響したことが書かれている。 ロシア革命中~直後の革命派内部でも対立があったのは驚きだった。しかし、先日読んだイラン革命の内実と似ているとも思えた。また、スターリン時代の「密告制度」が現代にも影響を及ぼしていて、国民が本音を言えないのだろうとも感じた。 ウクライナ侵攻からちょうど1年の本日、本書を読み終えた。「歴史は繰り返される」事が本書からよくわかったが、早く戦争が終わることを願う。2023/02/24

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