猫づくし日本史

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  • サイズ A5判/ページ数 112p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309226941
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

遣唐使が連れてきて以来、日本人に愛され、絵や伝説、信仰の対象になった猫。歴史を彩った愛くるしい猫たちが勢揃いのビジュアル版!

武光 誠[タケミツ マコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史。歴史哲学。日本の思想・文化の研究に取り組む一方、広範な分野での執筆活動も行なう。

内容説明

猫はどうして「ねこ」と呼ばれるようになった?猫がまつられている山とは?狛猫や猫地蔵がおかれた寺社!女性と会うときに必ず猫を連れてきた人物とは?三毛猫のおすは昔から希少だった!猫の放し飼いは江戸時代から!オオカミの毛皮で猫の蚤をとる珍商売とは?など。

目次

第1章 日本にやってきた猫(古代~室町時代)(日本に猫がやってくる;仏典警備隊として活躍する猫 ほか)
第2章 綱から解き放たれた猫(江戸時代前期)(日光東照宮を飾る眠り猫;猫が解き放たれた江戸時代 ほか)
第3章 文化人を魅了した猫(江戸時代後期)(江戸庶民に親しまれた猫たち;猫の独白を記す葛飾北斎の絵 ほか)
第4章 神としてまつられた猫(近代~現代)(洋服、洋食と共に広がった洋猫;夏目漱石にヒット作を書かせた猫 ほか)

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年生まれ。東京大学人文系大学院国史学科博士課程修了。明治学院大学教授。文学博士。日本古代史・歴史哲学を専攻し、日本史全般から世界史まで幅広い歴史関係の執筆・研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かりさ

81
【(^ΦωΦ^) 猫と読書】猫と日本人のお付き合いの歴史。日本で猫を飼うようになったのは平安時代半ばから、それ以前は鼠退治のため放し飼いだったそう。そもそもは遣唐使が猫を連れてきたそうなので、歴史は長きに渡るのですね。平安の雅の暮らしに猫がそばにいたというのも可愛さ増してくる。北斎や国芳などが描いた猫ギャラリー、猫寺社マップもあって興味深く面白い。猫の寺社といえば一番に思い浮かぶのは日光東照宮の眠り猫。小学校の社会科見学で訪れましたが、当時眠っている猫を表現するのは珍しいということで印象深く残っています。2017/04/25

宇宙猫

23
★★★ 「ねこねこ日本史」みたいな本かと思ったら、日本における猫の歴史だった。まとまってるし、面白い。2018/03/12

プル

20
猫って…高貴な人のペットであって、そんじょそこらにいなかった…のが日本?とは言え、アメリカの歴史より古いですが。放し飼いの動物ではなく、放し飼いになったのは江戸時代から。最も、野生の…今や希少価値で保護系の猫は古代からいたようです。納得2017/02/27

那由多

18
日本には遣唐使が連れてきたのが始まりと言われる猫の日本史。最古の飼い猫、命婦の御許。猫又怪談。招き猫伝説。猫神様。猫絵。短尾は日本独自の突然変異?。放し飼いは江戸時代から。明治時代の猫ギャラリーで描かれている猫たちが可愛い。2021/10/28

山猫

10
我が国の文献にあらわれた猫からその歴史を辿る一冊。なので民話に登場する猫についてはかなり端折られているし、進化や生物学的な観点からの猫の歴史でもないのが、食い足りない。「ねこ」という名についての珍説については噴飯もの。 えっ?こんな人が大学教授?うっそだろ‼️2017/12/26

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