渡来人とは何者だったか―その素性 渡航時期や規模 大和朝廷下での足跡…

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309226699
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

渡来人は異民族ではなく、日本人に近い人々だった! 朝廷と密接に係わった彼らの素顔を知れば、古代日本の意外な側面も見えてくる。

武光 誠[タケミツ マコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史。歴史哲学。日本の思想・文化の研究に取り組む一方、広範な分野での執筆活動も行なう。

内容説明

蘇我氏と結んで活躍した東漢氏、その東漢氏を超えようとした秦氏、「渡来系」を自称した豪族たち…日本の古代史と渡来人の見方が変わる!渡来人と古代史にまつわる謎の数々。虚実入り混じる、その実態を解き明かす!

目次

序章 渡来系豪族を「渡来人」と総称すれば、歴史を見誤る
第1章 渡来人以前の中国、朝鮮半島、日本
第2章 四世紀に、大和朝廷と加耶の交流が始まった
第3章 東漢氏と結んだ蘇我氏はいかに勢力を拡大したか
第4章 聖徳太子と天智天皇に仕え、東漢氏を超えようとした秦氏
第5章 船氏、西文氏、鞍作氏…独自の動きをとる渡来系豪族
終章 早くから日本に同化した「渡来人」の栄枯盛衰

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

るうるう

4
すごく面白かった。4,5世紀、日本と朝鮮半島南端の伽耶との間は比較的自由に行き来でき、なんとか言葉も通じていた。そして7世紀末の百済、高句麗の滅亡まで、朝鮮半島からは大量の移住者があった。そうした過去を丁寧に説明してくれる本。2017/01/21

smatsu

1
日本の歴史は室町以降は結構資料があってディティールをたどれるが、それ以前は資料が限られなかなか明確なことがわかりづらい、という趣旨の話を武光氏がどこかで書いていた記憶がある。本書は4、5世紀頃の古代日本において渡来系の氏族についてわかっているポイントをまとめた本。わからないことも多いのですが、そこも正直にわからないと書かれている所も良いと思う。この頃の渡来人は当時の先端の文化とテクノロジーを大陸からもたらし、支配層に大きな影響を与える存在だった。この頃は大陸との交流が盛んで日本は全然孤立してなかったと2019/08/31

yukioninaite

1
脚色せずに淡々とした記述がいいですね。2016/08/19

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