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出版社内容情報
白山信仰研究など、被差別の民俗学を掘り下げ続ける著者の、日本の影に対する関心全てに手を付ける画期的な始まりの書の復刊。
【著者紹介】
1944年生まれ。元「新潮」編集長。『余多歩き 菊池山哉の人と学問』で読売文学賞受賞。
内容説明
白山信仰の謎を追って、「余多歩き」は始まった。―なぜ、小泉八雲は、松江で大黒舞をみて異様に感動したのか。モガリを営んでいた古代「遊部」一族は、どこに消えたのか。…被差別の中に封印されつつ、歴史と民俗の闇の中で光を発した日本文化の地下水脈を探る、著者の記念すべき代表作の復刊決定版!
目次
第1話 山の者のバラード―島根県松江市
第2話 ネズミの話―長野県埴科郡坂城町南條鼠
第3話 青ヶ島の新神―東京都八丈支庁青ヶ島村
第4話 白太夫の家―愛知県岡崎市菅生
第5話 南海の平家伝説―鹿児島県名瀬市浦上
第6話 魔法の谷―岐阜県吉城郡上宝村双六
第7話 影の一族―奈良県北葛城郡新庄町笛吹ほか
第8話 マラーノ来日―大分県大分市顕徳町
著者等紹介
前田速夫[マエダハヤオ]
1944年、疎開先の福井県勝山に生まれる。東京大学文学部英米文学科卒業。68年、新潮社入社。文芸雑誌「新潮」に配属される。78年、新潮文庫編集部へ異動。87年より白山信仰ほかの研究を目的に「白山の会」を結成、月一回勉強会をもつ。94年、「新潮」編集部に復帰し、翌年より2003年まで編集長を務める。2004年、『異界歴程』につづき、『余多歩き―菊池山哉の人と学問』(晶文社)を刊行し、読売文学賞(評論・伝記部門)を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。