ニギハヤヒ―『先代旧事本紀』から探る物部氏の祖神 (増補新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309226545
  • NDC分類 164.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

初代天皇に譲位した先代天皇ニギハヤヒ。記紀は神武の建国神話を作りながら、なぜこれを残したのか? タケミナカタ関連章を増補。

【著者紹介】
1953年、埼玉県生まれ。國學院大學文学部神道学科卒。神道・陰陽道研究において、独自の視点からアプローチを提示し、常に新たな問題・課題を提起する。主著に『卑弥呼の墓』『日本風水』『陰陽道とは何か』ほか。

内容説明

初代天皇に譲位した先代天皇、それが「ニギハヤヒ」である。記・紀は神武の建国神話を“完成”させながら、なぜわざわざ禅譲したニギハヤヒの存在を残したのか?近年、再評価著しい『先代旧事本紀』を解読することで、記・紀最大の謎を解き明かす。増補決定版。

目次

第1章 神の国から飛来降臨する「天磐船」―ニギハヤヒに発するイワクラ信仰(水のミソギ、火のミソギ;津波にも動ぜずに屹立する神倉の巨岩 ほか)
第2章 記・紀が明示する「初代天皇」―神武天皇に譲位した先代ニギハヤヒ(その名はニギハヤヒ;あなたの知らない「記・紀の編纂方針」 ほか)
第3章 物部が封印した「天神の血脈」―ニギハヤヒの建国を記す『先代旧事本紀』
第4章 鉄器と五穀を伝えた「渡来の道」―紀伊・熊野に根付いたニギハヤヒの血脈(倭武天皇と草薙剣の正体;祟り神・オオモノヌシ ほか)
第5章 ニギハヤヒ神話が証す天皇の秘密とは―八咫烏と太陽信仰の誕生(八咫烏の正体;金烏玉兎 ほか)
増補最終章 ニギハヤヒとタケミナカタ―祖神と本宗家のゆくえ(石上神宮の祭神の秘密;諏訪祭祀家の氏神「洩矢神」の秘密)

著者等紹介

戸矢学[トヤマナブ]
1953年、埼玉県生まれ。國學院大学文学部神道学科卒。神道、陰陽道、地理風水、古代史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Junko Yamamoto

3
問題提起には完全に同意するが結局なぜ神武がニギハヤヒに優ったのかわからない。軍事、祭祀を握っていたニギハヤヒはなぜ神武に禅定したのか。神武はヤマトに画期的な技術、あるいは信仰をもたらしたのか。それとも朝廷お得意の御家騒動を起こして大王の座を乗っ取ったのか。2017/09/07

Oryu

0
古事記,日本書紀は知っていましたが,旧事記という文書もあるのですね.2016/04/10

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