ビジュアル版 日本の昔話百科

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784309226521
  • NDC分類 K388
  • Cコード C0021

出版社内容情報

古くから日本人が親しんできた昔話絵本の世界をビジュアルたっぷりに紹介。総ルビで読みやすい。室町~明治時代の貴重な図版多数。

【著者紹介】
1958年、東京都生まれ。国文学者・民俗学者。東京学芸大学教授。著書に『文豪たちの関東大震災体験記』『図説 遠野物語の世界』『図説 古事記』『図説 源氏物語』『遠野物語の誕生』など。

内容説明

貴重な図版たっぷり!浦島太郎、かちかち山、鉢かづき、桃太郎、猿蟹合戦、ものぐさ太郎、舌切り雀、酒呑童子、花咲か爺、安珍・清姫、金太郎、一寸法師、文福茶釜、瘤取り爺ほか、日本人が古くから親しんできた、昔話絵本の世界。

目次

御伽草子と五大昔話(浦島太郎;かちかち山;鉢かづき ほか)
名作昔話絵本選(金太郎;一寸法師;かぐや姫 ほか)
昔話の歴史(御伽草子の誕生―室町時代;昔話の広がり―江戸時代;新たなる昔話の展開―明治時代 ほか)

著者等紹介

石井正己[イシイマサミ]
1958年、東京都生まれ。東京学芸大学教授。一橋大学大学院連携教授。日本文学・日本文化専攻。柳田國男・松岡家記念館顧問。日本子守唄協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あおい

19
浦島太郎、かちかち山、鉢かづき…馴染みの昔話絵本の世界。同じ話でも細部や結末が違ったり、博物館や国会図書館所蔵の図版も興味深い。猿蟹合戦の仇討ちの仲間のバリエーションとか面白かった。2016/06/04

HMax

14
昔話絵本の宝島、日本。ビジュアル版と銘打っているだけあって、絵巻や版画等、今とは違った雰囲気のある挿し絵が沢山。主人公の死後、神仏に生まれ変わる結末が特徴の御伽草子の「中世神話」、教育勅語の影響を受け、夫婦仲良くし、可哀そうなものをいたわるべきという思想を入れた「戦前の絵本」、神話を失った「戦後の絵本」、21世紀は新たな昔話絵本の時代、「もう昔話は終わった」と言われて久しいけれど、しぶとく生き残っていますよ。2017/03/26

どら母 学校図書館を考える

13
さっと読んだ。 ふんだんな資料、興味深い。2019/05/11

chatnoir

13
児童用の昔話ではない、そういった話の成り立ちとか誰がどういった意図であつめたかとか、文学史的な本。レトロな挿絵中心に楽しみました。お話もざっと紹介されていますが、やっぱり資料的。平将門は頭だけが弱点とかいうギリシャ・ローマ神話のようなエピソードもあったのか。一寸法師は育たないので捨てられたらしいし...私の読んでた昔話も意外とマイルドにされていたんだなぁ。お話の編纂こそグリムに百年遅れたものの、日本は古いお話の宝庫であるらしい。2017/02/14

ひなきち

13
各昔話を、貴重な学術史料の絵とともに紹介してくれる。巻末には、昔話絵本(お伽草子)の推移も載っていて、私が大学生のときにあれば…!と思った本でした(卒論は赤本がテーマだった)。なにはともあれ、とても楽しい入門百科。グロテスクな話の展開や描写もあったけど…それも魅力のひとつ。私のいち押しは「ものぐさ太郎」。好きだからって、女性の腰に抱きついたり、床下に潜んじゃいけません!笑2016/04/10

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