新選組と刀

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309226514
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0021

出版社内容情報

近藤の虎徹、土方の和泉守る…隊士の佩刀など、刀剣にまつわる正しい新情報を全て網羅。これまでになかった切り口の新選組研究決定版

【著者紹介】
1957年東京生まれ。明治大学文学部卒業。著書に『忠臣蔵101の謎』ほか。

内容説明

剣技を磨いた新選組にとって、刀剣はまさしく武士の魂そのものであった。佩刀の実際、鞘、用達研師、標準刀、手槍、鍔、などなど、気鋭の研究者による、新選組にまつわる剣の実際に迫る待望の本。

目次

第1章 近藤・土方の刀(近藤勇と虎徹―共極の銘刀の翳り;それからの虎徹―江戸品川での永訣 ほか)
第2章 幹部隊士と刀剣(沖田総司・菊一文字伝説―一番隊組頭の幻刀;夜明け前の隊士たちの佩刀伝―作家・流泉小史が伝えたもの ほか)
第3章 剣さまざま(文久三年初夏の上覧稽古―京都守護職の驚き;池田屋事件の隊士たち―突入隊の戦いをみる ほか)
第4章 撃剣その後(新選組に斬られた人びと―公務よりも私闘を;新選組撃剣師範たち―求められた資質 ほか)

著者等紹介

伊東成郎[イトウセイロウ]
1957年、東京生まれ。新選組、幕末維新史研究家。明治大学文学部史学地理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

60
図書館本。新選組における刀にまつわる話を集めたガイドブックのような位置付けか。目新しい記事は少ないものの諸説を併記して検討している所は好感が持てる。しかし、その反面、「かもしれない」と言う推測の言葉のあまりの多さにちょっと辟易。確かに確定できる要素がないのだから仕方ないのだけど、なら出すなよと思ってしまったこと多数。齊藤一の妻の時尾さんのインタビューが載ってたのは良かった。★★★☆☆2018/01/10

こばまり

46
刀を中心にシビれるエピソードが満載。真偽不明もまたロマン。長い話が苦手で落ち着きなく火鉢の火を掻き回す近藤勇に、口論したら2時間喋りっぱなしの土方歳三。目に浮かぶようだ。ジャケ惚れして購入。見返しは浅葱色。2016/12/04

ポチ

19
基本は色々な闘いでのそれぞれが所持していた刀の解説。近藤勇はやっぱり虎徹が好きなんだなぁ‼︎最後の「斎藤一の妻がみた戦争」が、悲しくも哀れであり一番心に残った。2016/03/21

Moeko Matsuda

13
刀の話だけにとどまらず、様々な資料が伝える幕末の武士たちの習俗、新選組の姿、戦争の真実を伝える論説。よく知られている事実も含まれるが、全く初めて知るようなこともあり、読み応えがあった。試衛館の面々、お揃いの袴をつけてたんだろうか?洒落者の土方歳三も??最後の章は、斉藤一の妻である藤田(高木)時尾にまつわるお話で、これがなかなか。新選組や日本刀、今もなお人々の心を掴む話題である。かっこいいという憧れが先に立つこの素材から、戦争とはなんなのかを考えさせられた。2016/07/19

sibasiba

13
真偽不明の説も断りを添えての新選組と刀のアレコレ。大衆作家流泉小史の嘘かホントかわかんない感じが最高。どんな刀を使ってたという話より利便性や武威の誇示のため抜身の手槍を出勤時に持ってたり、落とした時の転がりを防止するため刀の鍔を角鍔に統一したという話が面白かった。2016/05/12

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