出版社内容情報
中国が滑走路をつくり、排他的な態度非難を呼んでいる南シナ海。その広大な海域、さらに覇権を争ってきた歴史を克明に明かす。
【著者紹介】
ジャーナリスト。中東でアルジャジーラなどを取材した後、中欧と東欧問題に関心を向け、さらに英国BBCテレビで1年ほどアジアを専門にリポート。現在はミャンマーの放送局の改革に協力している。
内容説明
境界線と領有権の「なぜ」を詳説!人工島の拠点化、緊張する周辺国、衝突の危険と不測の事態。「南シナ海の歴史」は「世界の歴史」であり、その未来は世界の関心事だ。ここで起こることは世界の未来を決めることになる…歴史、国際法、資源、政治、軍事など、あらゆる角度から解説する必読書。
目次
第1章 残骸と誤解―先史時代~一五〇〇年
第2章 地図と線―一五〇〇~一九四八年
第3章 危険と迷惑―一九四六~九五年
第4章 あちらが浮かべばこちらが沈む―南シナ海と国際法
第5章 ゼロよりはまし―南シナ海の石油と天然ガス
第6章 軍鼓と象徴―ナショナリズム
第7章 蟻と象―外交
第8章 戦場の形―軍事問題
第9章 協力とさまざまな非協力―紛争の解決
著者等紹介
ヘイトン,ビル[ヘイトン,ビル] [Hayton,Bill]
ロンドンの「BBCワールド・ニュースTV」に勤務するジャーナリスト。ベトナムでBBCのレポーターの仕事をし、2013年にミャンマーでメディア・リフォームの経験を持つ。「フォーリン・ポリシー」「サウス・チャイナ・モーニング」「ナショナル・インタレスト」「ディプロマット」などの紙誌に現在も寄稿している。最初の著書は『ベトナム―ライジング・ドラゴン』(2010)
安原和見[ヤスハラカズミ]
東京大学文学部西洋史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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