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ヒルコ―棄てられた謎の神 (増補新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309226118
  • NDC分類 164.1
  • Cコード C0039

出版社内容情報

イザナギ・イザナミの第一子で、アマテラス、スサノヲの兄であるヒルコはなぜ棄てられたのか。ヒルコのその後を追求する決定新版。

【著者紹介】
1953年、埼玉県生まれ。國學院大學文学部神道学科卒。神道・陰陽道研究において、独自の視点からアプローチを提示し、常に新たな問題・課題を提起する。主著に『卑弥呼の墓』『日本風水』『陰陽道とは何か』ほか。

内容説明

イザナギ・イザナミの第一子で、アマテラス・ツクヨミ・スサノヲの兄であるのに、なぜヒルコは障害をもって生まれ、葦船に乗せられ、棄てられねばならなかったのか?海人族、姫姓、ヒルメ、エビス神、呉太白、陳大王、夫差、ニウツヒメ、銅鐸祭祀、アメノミナカヌシ、徐福伝説、ニギハヤヒ…そしてスサノヲからヒルコの正体に迫る。『先代旧事本紀』の価値に注目し、神武以前のもう一つの建国神話を読み解く。

目次

第1章 流された神・ヒルコの謎―漂着神話に由来するエビスと隼人
第2章 太陽の化身・オオヒルメの謎―海人族が奉戴した八幡神の母
第3章 「丹」をつかさどる神・ワカヒルメの謎―銅鐸は紀氏一族の祭器か
第4章 北極星となった神・アメノミナカヌシの謎―呉太伯伝説は海を越えて
第5章 降臨する現人神・スサノヲの謎―渡来神話が示す歴史的事実
増補最終章 その後のヒルコ―「蓬莱山」をめざして

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

suzuki hirokazu

4
イザナギ・イザナミの第一子でありながら、不具の子として棄てられたヒルコ。ヒルコは何を意味しているのか。少ない手がかりを基に、色々と妄想していくロマンあふれるストーリー。2015/06/21

あんこ

3
神道では人はみな死ぬと神になる。ならば、神も生前は人だったのでは?という仮説をもとに日本人、皇室のルーツを探す。これが面白かった。仮説の上に仮説を重ねていて、また時代的に物証も乏しいから推測の域を出ないんだけども、遠いご先祖がはるか彼方からやってきたと思うとワクワクする。2015/04/21

Junko Yamamoto

1
テーマはいつも面白いが、、、全て推測の域を出ない。2017/10/07

オクタゴン

0
流し読み。ほとんど記紀は知らないけど興味があったヒルコ。この考証が妥当なのかわからないけど、なんか思てた内容と違った本だった。2014/08/25

ミヤモト マサシ

0
ほんの少ししか出てこない、ヒルコの謎に迫る。本書では、ヒルコ単体では見ずに、神話物語内の役割の系譜から、ヒルコの素性を考察する。追求は、海の外・記紀両神話、先代旧事本記など、地理的、資料的枠を越えて行われ、エキサイティングである。 時折、結論に至るのに説明が足りない気もする。 「~~の対比が成り立つ」など出てくるが、前段の文章がそれを説明できていない気がすることもしばしば。 ただ、ヒルコをタイトルに一書を書く挑戦さ自体が評価できる。 2018/08/17

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