内容説明
昭和史の起点、帝都叛乱の深部を明かす名著復刊。生涯を通じて事件の全貌を探究し続けた第一人者が解き放す、事件の真相。
目次
安藤大尉“血染の白襷”
奇蹟の脱出と白衣の女性のその後
皆川義孝巡査の墓参行
四十三年目の遺書
処刑された人々の怨念―盗聴録音盤をめぐって
処刑前夜の寄せ書
半世紀ぶりに出現した獄中手記の新資料
二・二六事件の軍資金を探る
著者等紹介
河野司[コウノツカサ]
明治38年1月、呉に生まれる。昭和3年東京商科大学卒業。松坂屋勤務中、弟寿が二・二六事件に連坐、それを機に退社、以後事件資料収集調査にあたる。満蒙勤務ののち南支那海南島にて終戦。戦後、昭和27年に二十二士の墓、40年に記念遺霊像を建立。平成2年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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