江戸の食彩 春夏秋冬

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309225418
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0021

内容説明

寿司、天ぷら、蕎麦、鰻…。江戸時代に誕生した優れた食文化。四季折々の旬の食材を創意工夫して楽しんだ江戸の人々。その歴史や伝説、名前の由来、漁法や栽培法にも触れた日本人の食の世界。

目次

第1章 春の食彩(白魚―早春の隅田川の風物詩白魚漁;鯨―幻の味になりつつある勇魚 ほか)
第2章 夏の食彩(鮎―塩焼きと蓼酢で食べる鮎の味;蝦と蟹―江戸前はサイマキとガザミ ほか)
第3章 秋の食彩(秋刀魚―秋刀魚は目黒にかぎる;鰯―紫式部も好んだ?大衆魚 ほか)
第4章 冬の食彩(七草―新年早々なぜ七草を食べるのか;餅―正月料理に欠かせないお雑煮 ほか)

著者等紹介

高橋千劔破[タカハシチハヤ]
1943年、東京都に生まれ埼玉県大宮市(現さいたま市)で育つ。66年、立教大学日本文学科卒業。同年、人物往来社に入社。月刊「歴史読本」編集長、同社取締役編集局長を経て96年退社。著書に『花鳥風月の日本史』(河出文庫、尾崎秀樹記念「大衆文学研究賞」受賞)ほか多数。日本ペンクラブ常務理事、日本文藝家協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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バニラ風味

9
カルチャーセンターで江戸時代史の講師をしている著者が、その時代の食文化を綴った作品。江戸時代には、「~百珍」と言ったものや、料理のレシピ本が多々あり、人々が食にこだわっていたことを伺える。春夏秋冬、人々はそれぞれの季節と、その時しか食べられない旬の物に舌鼓を打ち、四季の移り変わりを楽しんでいたのでしょう。今は、いつでも、なんでも食べられる時代。だからこそ、このような知識を知り、旬を楽しむ食生活を送りたいと思った。2014/08/29

Yanagi

2
凄く面白かった。歴史や、風俗や、物語や、名前の由来など知識いっぱい。2014/01/18

たけのこ

1
おいしそう。江戸だけでなく、筆者が育った昭和前期の食風景も見られるのが面白い。食べたい時に食べたい物が食べられないからこそ、「今日のご飯は特別」と思える日は今よりも多かったのかも。2019/05/13

食いしん坊

0
鯨に鰹に秋刀魚、お茶、摘み草、寿司に蕎麦、獣肉、その歴史と逸話、調理法などを当時の俳句や川柳を交えながら、日本食文化を案内する、煎り酒の調理法などもちらりと紹介があって、ぐいぐい読了、面白くってもっぺん最初から読んでいる。2015/09/11

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