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内容説明
皇太子時代の昭和天皇に「これは奇麗で解り易い、東京に持ち帰って学友に頒ちたい」というお褒めの言葉を賜った、稀代のパノラマ絵師・吉田初三郎。初三郎の仕事を都市・建築・美術の歴史を横断するまなざしで俯瞰。「形態分析」の手法を用いて、制作者の論理を読み解く画期的な論稿。
目次
第1章 吉田初三郎とその作品(吉田初三郎の生涯;「初三郎式鳥瞰図」;「印刷折本」という複製技術)
第2章 「旅行」の風景(「旅行」の誕生;『日本交通鳥瞰図』;『鉄道旅行案内』)
第3章 「田園」の風景(描かれた「聖跡」;描かれた「日本八景」;「郊外」の描かれ方;「山水」の描かれ方)
第4章 「都市」の風景(視点場の変容;「地方都市」の風景;都市の描かれ方)
第5章 描かれた近代日本の風景(「道中図」の系譜;「俯瞰図」の系譜;「郷土」の輪郭)