カラシニコフ銃AK47の歴史―世界で最も愛された民衆の武器

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309225104
  • NDC分類 559.16
  • Cコード C0031

内容説明

解放と抵抗、勇気と勝利の象徴!そして暴力とテロ、グローバル化の象徴!登場から60年以上にわたって世界中で増殖しつづけるAKがたどった道を、民衆や兵士の側から克明に描いたルポルタージュの傑作。

目次

1 悪い冗談―チェチェン戦士の銃
2 銃の町―ナチスとの戦いから生まれた“第一号”
3 ヴェトナム―爆撃機を撃ち落としたAK
4 パレスチナ―永遠の抵抗のシンボル
5 少年兵士の歌―黒いアフリカの絶望
6 テロヴィジョン―ジハードの武器と映像の力
7 イラク―占領米軍と戦う武器の現在
8 貧困と差別―崩壊する銃社会アメリカ

著者等紹介

ホッジス,マイケル[ホッジス,マイケル][Hodges,Michael]
『サンデータイムズ』や『エスクァイア』をはじめとする多くの新聞・雑誌に記事を掲載し、とくに中東を得意とするジャーナリスト。過去3年にわたり、イラクとパレスチナを取材して幅広い記事を書いている。1999年から2003年まで、世界最大の男性誌『マキシム』の重役編集者として、15を超える国々にマキシム・ブランドを送り出した。現在は、『タイム・アウト・ロンドン』の編集顧問を務めている

戸田裕之[トダヒロユキ]
1954年、島根県生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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白義

11
かつて、ソ連でナチへの怒りから生まれたAK47は、ベトナム戦争や中東、アフリカでの紛争を経て、ただの銃ではない象徴的な意味を担うようになった。弱者と民衆が、圧政者に抵抗するための「反逆」のシンボルとなり、AKを中心に、暴力と怒りが支配する「カラシニコフ文化」というものが生まれたのである。自身AKに狙われカラシニコフ本人からも称賛された著者は、紛争真っ只中のイラクで、あるいはかつての兵士たちへのインタビューで、AKという「反逆」のイコンの歴史を臨場感たっぷりに描き出している2013/08/30

takao

2
ふむ2022/05/04

wasabi

2
人民の人民による人民のための銃の歴史。2015/10/25

えふのらん

2
AKから見た世界紛争史。ロシアの広大で過酷な大地に耐えるようにブローニングをモデルに設計した頑丈簡素な銃が、巡り巡ってビンラディンの胸に収まるまでを8つのエピソードで解説。ベトナムでは密林や泥沼、アフガンでは砂漠の熱風に耐え、ヤワなM16を超す勢いで活躍し、パレスチナではイスラエルに対する抵抗の象徴となり、アフリカでは子どもにカラシと名付けられる程に愛され、ついには英国の学生がAK片手に反米的な発言をするだけでテロリスト扱いされかねないという、2015/09/14

nonnomarukari(ノンノ〇(仮))

1
カラシニコフAK47の歴史そして世界に広がった背景について記した本。使いやすく壊れにくいという特徴があるので密林や砂漠といった地域でも使える銃としてどんどん亜種やらコピーやらも開発されてどんどん広まったらしい。また、AK47が武器としてではなく「抵抗」や「反米」等の象徴として信仰されている面も記している。2010/10/02

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