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憑き物耳袋

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309224886
  • NDC分類 387
  • Cコード C0039

出版社内容情報

なぜ憑き物や、憑き物筋ということが言われるのか。<魔の呪力>とはなにか、日本人の精神史の裏面を掘り下げる名著。解説=小松和彦

内容説明

狐憑き、犬神憑き、トウビョウ、外道、餓鬼憑き…。なぜ憑き物や、憑き物筋ということが言われるのか。巫女や行者の村々への定着から、〈魔の呪力〉とはなにか、日本人の精神史の裏面を掘り下げる、憑霊信仰の民俗学の記念碑的名著。

目次

緒記―憑き物研究
古代人と狐―むしろ親しむべき狐
狐の三種類―騙す狐と憑く狐と福狐神
憑く狐の形態―それは鼬に似た動物
野干と狐―野干は憑く狐
トウメ(専)と狐(一)―トウメはもと老女の称
稲荷の神と狐―御食津神と三狐神
トウメ(専)と狐(二)―老女から巫へ、巫から狐へ
稲荷と狐との関係の起原の考―福神としての狐について
トウビョウの話―トウビョウという名の考〔ほか〕

著者等紹介

倉光清六[クラミツセイロク]
1894年、鳥取県生まれ。考古学者、教育者、元淀江町長。鳥取県を中心にした山陰地方の縄文・弥生文化研究の草分け。喜田貞吉主宰の雑誌『民族と歴史』の編集に参加、健筆をふるい、その“憑物研究号”を実質的にまとめるなど、民俗、宗教研究に従事。その後、鳥取県の妻木晩田遺跡、島根県の亀嵩遺跡の発掘調査にあたった。1963年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ekura

0
戦前の雑誌「民族と歴史」の憑物研究号の白眉・倉光論文の独立刊行版。しかしこのダサいというか好事家がかったタイトルはどうにかならんのか。2011/06/08

吉田

0
小松和彦が「もっと研究を続けてくれたら良かったのに」と序文に書いていた。かなり昔からオカルト方面の民俗学(文化人類学?)研究を在野で行っていた人のよう。あまり見かけないような面白エピソードがちらほら。文体も昔の同人誌っぽくて良い。体系だった論考と読み物の中間という感じか。2009/08/28

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