大空襲と原爆は本当に必要だったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 422p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309224602
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0022

内容説明

日独による第二次世界大戦の加害責任だけでなく「被害」にも着目して、戦勝国側から、連合国の「犯罪性」を告発した画期的な書。

目次

第1章 空襲=無差別爆撃は犯罪だったのか
第2章 爆撃戦
第3章 空襲された人びとの体験
第4章 空襲した側の考え方
第5章 良心の声
第6章 無差別爆撃への反対論
第7章 無差別爆撃への擁護論
第8章 結論

著者等紹介

グレイリング,A.C.[グレイリング,A.C.][Grayling,A.C.]
ロンドン大学バークベック・カレッジで哲学教授をつとめる現代イギリスの著名な知識人。哲学者は象牙の塔にこもるのではなく、社会で積極的な役割を果たすべきだという持論から、新聞への寄稿やラジオやテレビ番組への出演なども精力的に行ない、多方面で活躍している

鈴木主税[スズキチカラ]
1934年、東京生まれ。翻訳家。W.マンチェスター『栄光と夢』(全5巻、草思社)で翻訳出版文化賞を受賞

浅岡政子[アサオカマサコ]
東京生まれ。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Riopapa

5
イギリス人哲学者による都市空爆と原爆投下の是非を問う考察。戦争に空爆はつきものと思っていたが、それは戦争法に反している。アメリカが日本にしたことの非人道性はもっと問われるべきではないか。2015/06/15

Mizhology

4
大空襲と一言で表しても、ヨーロッパと日本では全く別のものに感じた。これから、必要とか考えなくてよい世の中になるといいと思うが、未だ軍隊は無くならない。好戦的な人の本音はどこにあるのだろう?2014/05/09

yagian

3
連合国による「地域爆撃」の倫理的根拠を哲学者が考察した本。イギリス人が著者なので、主な考察の対象はイギリス空軍によるドイツの都市への爆撃。実施主体を問わず「地域爆撃」が非人道的、犯罪的という結論には同意する。それはそうだが、沖縄や満州での日本軍を見ると「国民を守る」という意識がまったく欠如していることはまさに犯罪的だし、本土決戦になっていたらさぞや凄惨なことになっていたに違いない。2012/06/10

sekaisi

1
実読時間 7時間30分 結論は、大空襲と原爆は非人道であるでした。そのような欧米人と戦った日本人に敬意を表し、終戦のご聖断をされた天皇陛下に感謝します。2014/12/05

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