内容説明
驚異のトリックはこうして発明された!消失マジック、美女の空中浮揚術、カード・マジック、胴体切断術…現代マジックの基礎を築き、19世紀から20世紀にかけて活躍した「偉大な奇術師たち」を描く、神秘に満ちた知られざるドラマ。
目次
オープニング
幽霊
マジックの新世紀
透明人間
座長
天才
父と子
盗まれた秘密
特殊効果
呪文
ソロモン
フーディーニ
ジェニー
センセーション
秘密の技を守れ
アンコール
著者等紹介
ステインメイヤー,ジム[ステインメイヤー,ジム][Steinmeyer,Jim]
1958年にシカゴ郊外に生まれ。1980年にシカゴの名門校ロヨラ大学を卒業。マジック・ショーの企画と、斬新な技や道具立てで、プロ・マジシャンの間で世界的に知られる存在。ダグ・ヘニングのもとでイリュージョン・デザイナーとして7年にわたり働くかたわら、ハリー・ブラックストン・ジュニア、ランス・バートン、デヴィッド・カッパーフィールド、オーソン・ウェルズなど、錚々たるトップ・マジシャンのショーの企画を手がけてきた。過去の名作品を研究し、マジックの歴史や技術をまとめた著書が、多数ある
飯泉恵美子[イイズミエミコ]
慶應義塾大学法学部法律学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有理数
14
19世紀から20世紀初頭に活躍した天才マジシャンたちの交流と人生を記録した一冊。書かれている内容そのものはめちゃくちゃ面白いのだが、それらをプレゼンする力に欠けている文章というか、情報と時系列が散り散り、かつ淡白で非常に読み辛かった。しかし、重ねて言うが内容は面白い。フーディーニを筆頭とする名だたる奇術師たちが、いかに先駆者の手品を剽窃し、あるいはそれらをリスペクトし、研鑽を重ねて新たなステージとするか。大衆にアピールするビジネス、あるいは心霊主義も織り交ぜ、自らのマジックに昇華する者たちの姿が印象的。2020/05/16
shizuka_電気うさぎ
3
長文になったので感想はコチラ ↓ https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=998291750314479&id=1000040099064332017/03/31
ひこうきぐも
1
読了にかなり時間がかかりました。マジックの世界に歴史学問分野があることを知り驚きました。2011/10/01
Prussian_Blue
0
直訳じゃない方がよさげなところまで直訳なので少し読み辛い。ドラマ『トリック』のオープニングで取り上げられているマジシャンやエピソードについて詳しく分かるのでトリオタさん向けかと。ドラマ内でのマジックのネタ(電磁石)の元祖はロベールウーダンか!などの発見も☆登場人物が多い上に時代も前後するので整理しつつ読むのがちときつい。あと、クリミナルマインドでリードが言ってた『魔術幻灯』がどういうものかが分かったwペッパーの幽霊と呼ばれるガラスを利用したマジック。何気に昔パームとか練習したよね、な方は是非。B2012/09/09
いちはじめ
0
19世紀から20世紀にかけての有名マジシャンの経歴とトリックを紹介。世間一般には一番有名であろう脱出王フーディーニに対してわりと厳しい論評をしているのが印象的だった2006/02/17