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しぶとい戦国武将伝

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309224091
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0021

内容説明

保身、裏切り、脇役、転身、執念、復活、隠棲…戦国乱世の真っただ中、是が非でも生き延びるというテーマを最優先させて、死にものぐるいで戦場を駆け巡った男どものあっぱれな生き方死に様。大リストラ時代の福音の書。

目次

序章 しぶとい戦国武将伝
第1章 生きることを至上命題としたしぶとい奴ら(足利義昭―乱世をしぶとく生き抜いた最後の将軍;今川氏真―御家滅亡後も生き続けた諸芸の達人 ほか)
第2章 逆境に耐え、奇跡の復活を遂げたしぶとい奴ら(藤堂高虎―切れやすい若者から世渡り上手への転身;小笠原貞慶―父から託され、子に託した悲願の復活劇 ほか)
第3章 乱世を渡り歩いたしぶとい奴ら(細川幽斎―乱世を華麗に生き抜いた名脇役;真田信之―真田家存続を確定させた最終ランナー ほか)
第4章 名族の血を後世に伝えたしぶとい奴ら(相良頼房―先祖伝来の地を守り抜いた鎌倉武士の末裔;秋田実季―意地を貫いた北辺のエミシ ほか)
第5章 戦国の最終勝利者となったもっともしぶとい奴(徳川家康―乱世の覇者となったリアリスト)

著者等紹介

外川淳[トガワジュン]
1963年、神奈川生まれ。歴史アナリスト。文化放送歴史探偵倶楽部講師。早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

如水

28
平成不況頃に書かれた本です。今よりもっと死が身近に有った戦国時代。その中でも大名にスポットを当て『しぶとく』生き抜いた武将を紹介しています。『誰?これ』とか『苗字は知ってる』とか『居た~…(笑)』とか様々でしたが面白かったですよ。しぶとく生き抜いた人で有名な人なんかほんのわずか。『NO.1にならなくても良い、もともと特別なonly one』を地で言った人達。因みにこの本で出てくるNO.1はあの方です。又、作者の意図は、冒頭に記載しており、驚くべき事実が記載されてます(僕は驚きました?まさか自殺者が…)。2018/09/21

スー

15
32有名どころからまったくの無名武将まで作者がしぶとい奴らと認定した武将達を簡単に分かりやすく紹介しているので飽きずに楽しく読めた。今よりも命が軽かった時代に批判や非難を物ともせず色々な想いを秘め生命を全うした男達の物語にはグッときます、それに比べて命の価値が高い現代日本では年間3万人ほどが自ら命を断っている戦国時代の年間戦死者数を超えているとは驚きです。2022/04/18

maito/まいと

10
この手の本、比較的数多く読んだ自負があるが、その中でもダントツに面白かった一冊。文章のテンポといい、程よい文量といい、自分にはとってもマッチした構成、この文調でならいくらでも読めそうだ(笑)何より驚いたのはその分析力と解釈の鋭さ。ここ数年の諸説と比べても劣るどころか先取りしてる感すら漂っている。10年以上前の本とは思えないほどの読み応え、外川さんの著書何冊か読んでるけど、本書はその中でも読みやすかった。これからもこんな著書出されるなら全部読みます(爆)2016/06/30

BIN

9
苦汁をなめても生き残ったしぶとい戦国武将の列伝です。ここで取り上げられてる武将の大半は小説等で脇役として登場し、途中退場してもう現れないパターンが多い(足利義昭とか)ものの実は生き残ってましたっという印象を与えてくれるので、なかなか面白いものです(なんだかんだで大半は知ってましたが)。松下加兵衛って誰やねんと思っていたら、秀吉の旧主の人だったとは、他書ではまずその後を見ない人なので新鮮でした。上条政繁とかはやはり好きなマイナー武将の一人です。2018/09/07

サケ太

9
これは素晴らしい。戦国の時代。現代よりも命の価値が軽かったはず(権利云々として)の時代。判官贔屓的な滅びの美学もある。だが、だからこそ懸命に生きてきた人々が輝いて見える。強かに生きて、子孫が繁栄、もしくは滅んだ武将たち。知らなかった凄まじい武将たち。山名豊国。小笠原貞慶。上條政繁。秋田実季。驚いた生き様。読みやすいのが素敵。2016/11/23

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