クーデンホーフ光子の手記

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クーデンホーフ光子の手記

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309223292
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0023

内容説明

日清・日露戦争、第一次世界大戦。世界の激動期をヨーロッパで生き抜いた明治の花嫁が万感の思いをこめて綴った感動の手記。果敢な人生の記録。異国へ嫁いだ明治女性の生。

目次

1章 さよなら東京―東京~ハイデラーバード(故郷にお別れ;香港でまず手紙を ほか)
2章 パパの思い出(函館経由で「エゾ島」旅行;私の母 ほか)
3章 ヨーロッパへ―アデン~ロンスペルク(ボンベイからアデンへ;パパの叔母さん ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitya

4
最近光子の存在を知り、興味深いので、読んでみた。明治25年に17才で外交官のクーデンホーフ伯爵と結婚し、日本からヨーロッパのロンスペルクまでの航海記が大部分を占めている。若くして亡くなったパパのことを7人の子どもたちに伝える目的で書かれていて、娘たちに口述筆記を頼んで作られており、読みにくい部分もあるが、パパの人柄や光子のことも知ることができた。2019/07/12

BebeCherie

2
I don't think you should read this as her true memories but read as her life story beautifully transformed. No one can remember such small details after decades ago. She should've tried to sound best impact for her children to remember.2015/12/28

Sosseki

1
子ども達に若くして亡くなった父親を伝えることが目的なので、光子自身のことは垣間見える程度。子としては母親の想いも知りたかったと思うが、日頃伝えてあったということか?ご主人は才能豊かで、誠実で勤勉。家族に愛情深く、妻には忍耐強く伯爵夫人としての教育と教養を与える…というイメージが湧くが、外国とほとんど接点のなかった日本人女性を妻にしたいきさつや、母国での苦労、摩擦、衝突といった本音にはほとんど言及がないのが残念。ただ、光子も伯爵も他文化に対して寛容で開放的だったのが次男の汎欧州主義の基礎になったのだろう。2017/11/06

きゆやすか

1
読売新聞の日曜版をきっかけに興味をひかれた人物。もっと良く知りたくなってきました。2011/07/18

Oke

1
先日、MUSICAL MITSUKOを観劇。光子の声が知りたくて手記も読んだ。口述筆記ということもあり、話があっちへ行ったりこっちへ来たりと読みづらい。しかし、その分光子の生の声が聞こえてきた。初めて見る人や物への興味や感動、思った事を率直に言う素直さ、夫への尊敬や全幅の信頼。なんとも微笑ましい光景が描かれている。そして尊敬と信頼に値する夫ハインリッヒの人物像が浮かび上がってきた。もっとハインリッヒの事が知りたくなる。2011/06/07

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