内容説明
昭和元年から平成元年3月までの64年間にわたる家庭史を扱った生活史年表。衣・食・住、家計・健康・教育、文化・レジャー、社会・交通・一般の4つのジャンルに分類している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gen Kato
3
資料として。昭和という時代を概観できる労作。2018/01/03
Miyoshi Hirotaka
1
私たちが習う歴史は政治史が主だが、歴史は日常の蓄積。ドラマで「戦争の足音が聞こえる・・」などの枕詞を付けられ、暗く表現される1930年代も家庭史という視点からは華やかな時代だった。有名な童謡の多くがこの時代に発表され、映画も人気だった。実現しなかったが、1940年には東京、札幌で夏季、冬季のオリンピック開催が予定されていたようにスポーツ界も国際化が進んでいた。これらを知るにつけ、戦争を境に善悪を色分けする歴史観に違和感を覚える。歴史の底流には庶民の生活があり、それは誇るべき過去だ。2013/03/30