緒方洪庵の息子たち

緒方洪庵の息子たち

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309222165
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0021

内容説明

二男はオランダ、三男はロシア、四男はフランス。男たちは幕府留学生として海を渡り、そして欧州で徳川幕府の崩壊を知る。洪庵没後の一家の幕末から明治中期までを、函館、新潟、長崎、ユトレヒト、パリ、ヴェネチアなどに訪ね、尨大な資料を基に情感豊かに綴る歴史ドラマ。

目次

第1章 ロシア留学生になった城次郎(四郎)
第2章 ペテルブルグへの旅
第3章 大政奉還をヨーロッパで聞く3兄弟
第4章 大阪仮病院院長になる洪哉(平三)
第5章 大村益次郎を手術する洪哉(平三)
第6章 函館学校露学教師になる惟孝(四郎)
第7章 ウィーン万博で渡欧する惟直(十郎)
第8章 三たび海を渡る惟直(十郎)
第9章 惟直(十郎)のヴェネチアでの愛と死
第10章 八重の死と兄弟の新しい出発
終章 エウジェニア・とよの日本への旅

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

№9

34
緒方洪庵、幕末の大阪で吉田松陰の松下村塾とも並び称される「適塾」を開き、福沢諭吉、大村益次郎、佐野常民など多くの人材を育てた蘭医学者。天然痘治療に牛痘種痘法普及にも尽力した至誠の偉人。そんな緒方洪庵の本を昔何冊か読みすっかり感情移入してしまっているので、本書を見つけたときは「お、洪庵先生のご子息の話しとな」とすぐ手にした。派手さはないが、偉大な父の姿を胸に明治の世を真面目に生き抜いた二男三男四男の物語。洪庵ファンなら一読の価値あり。2014/05/23

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