十字軍の歴史

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十字軍の歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 323,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309221595
  • NDC分類 230.45
  • Cコード C0022

内容説明

“神のみ業”を信じ、聖地イェルサレムをめざした十字軍。世紀の大遠征に彼らをかりたてたものはいったい何だったのか。ビザンツ、イスラム側の民衆史料まで掘りおこして、狂気とロマンに満ちた十字軍史の実相を、雄大なスケールで活写した不朽の名著の、著者自身によるアブリッジ版。

目次

第1章 キリストの敵による支配
第2章 キリストの巡礼
第3章 東方の混乱
第4章 聖なる平和と聖なる戦い
第5章 呼びかけ
第6章 民衆十字軍
第7章 ドイツ十字軍
第8章 西方の君主たちとビザンティン皇帝
第9章 小アジアでの戦い
第10 アルメニアでの幕間劇
第11章 アンティオキアの城壁の前で
第12章 アンティオキアの占領
第13章 イェルサレムへの道
第14 十字架の勝利

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

belier

2
原題は「The First Crusade」。だから第一回十字軍とその背景のみ。十字軍側からの視点が詳しい。先に読んだ「アラブが見た十字軍」のいい補完になった。イスラムの側の足並みの乱れもひどかったが、十字軍側も似たようなもの。騎士の一部は植民地開拓に来たならず者のような連中だし、貴族は自分こそが最上位者と嫉妬心が渦巻いているしでとても世俗的だ。そのくせ、聖者の出てくる幻想で士気を高めたり、都合が悪いと信じなかったりで笑えた。しかしエルサレムの虐殺の場面は凄惨。その後の歴史に尾を引いたと言うのも頷ける。2015/02/15

ユーディット

2
中世西洋史の最も有名な一冊だけれども、翻訳が出るのは遅くて、ずっと前に苦手な英語で読んだ。久しぶりに日本語で読み返し、ランシマンの素晴らしい業績に触れた思い。日本語版は第一回十字軍のみを、かなり以前から詳述しているもの。洋の東西を考える上で、現在も活き活きとした内容を持っていると思う。2012/01/22

てり

0
第一回十字軍の顛末。「十字軍物語」の補完として。最後のイェルサレムでの大虐殺が、その後のイスラームの対キリスト教徒感情に大きな影響を与えたという。興味深く読めて満足。2023/01/07

四号戦車

0
ドイツのユダヤ人はセファルディムじゃなくてアシュケナジムですよ2022/06/12

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