古本屋は奇談蒐集家

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古本屋は奇談蒐集家

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309208824
  • NDC分類 929.16
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ソウルに実在する古本屋店主は、お客が欲しい絶版本を探しながらその人生の物語を蒐集。お客が語るのは、奇妙で、シュールで、感動的な実話。本を探すまでの過程もミステリー小説のよう。

著者情報
古本屋店主であり物語蒐集家。2007年からソウルにて「不思議の国の古本屋」を経営。古本を販売する傍ら執筆や講演も数多く行い、読書や古本屋にまつわるエッセイを中心に15冊以上の本を刊行。

内容説明

古本屋で働いていると、絶版本を探してほしいというお客がたびたび現れる。何か月、あるいは何十年もかけて一冊の本を探す人もいる。そこで考えたのが「物語の蒐集」だ。長いあいだ本を探すのだから、そこには何らかの事情があるはず。これからお聞かせする話は、楽しいものもあれば、悲しいものもあるだろう。怖い話、シュールな話もある。ただひとつだけ言っておきたい。私たちの周りには、奇妙なことが想像以上に頻繁に起きていると。29冊の本と、それにまつわる本当にあった29の人生の物語。

目次

1 事情を聞かせてくれたら本をお探しします―愛情編(振り返れば申し訳なく―『愛と認識との出発』倉田百三;奇妙な初恋―『ロリッタ』ウラジーミル・ナボコフ ほか)
2 失われた本を求めて―家族編(私以外は、みんな幸せな離婚―『未完の告白』アンドレ・ジッド;チェッケクウチョオキョオ―『ケルケゴルの宗教思想』H・V・マーティン ほか)
3 奇妙なお客たち―不思議編(666―『オーメン』デヴィッド・セルツァー;いつか偶然出会ったら―『放浪』ヘルマン・ヘッセ ほか)
4 本と生きる―人生編(完全のための不完全―『完全主義者の夢』張錫周;人生で唯一の友達―『監獄からの思索』申栄福 ほか)

著者等紹介

ユンソングン[ユンソングン]
本名、尹城根。古本屋店主であり物語蒐集家。IT企業、出版社、古書店勤務を経て、2007年からソウル恩平区にて「不思議の国の古本屋」を経営。古本を販売する傍ら、人と本にまつわる物語を蒐集している

清水博之[シミズヒロユキ]
ライター、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

34
『オーメン』と言えば、6のトリプルで人々を手当たり次第に恐怖に陥れる少年が主人公だ。ファッションモデル&インディーズミュージシャンをしているRが、オーメンの初版本を求めてやってくる。書店主曰く「既視感があり、どうもジョニー・デップに似ている」らしい。相当のイケメンだ。彼はオーメンに出会う以前インディアンの部族と兄弟の契りを結ぶ儀式を行っていた。どちらが作用したのかしらないが、本を手に入れて以来彼に幸運が舞い込む。えっあの本が幸運の印?それならリングみたいに回して欲しい…ですかね?内容自体は恐ろしいけど。2023/06/30

tom

25
探している本を見つけます。その条件は、理由を語ってくれること。こんなセールストークで物語を聞き出すことが悦びの古本屋店主のコレクション集。実話らしい。探し出せない本を入手するため、専門家に頼もうとする人がいることは理解できるような感じがある。でも、この本を読みながら考えたわけです。昔読んだ(読もうとした)本をどうしても探し出したいというまでの気持ちが私にあるかどうか。そして、そこまで思う本はないというのが結論。過去に出会ったあの本を・・と面倒なことを考えるよりも、今ここにある本をたくさん読みたい。2024/04/06

フランソワーズ

13
一話ごとに異なる本が出てくるけど、それを読んでいなくても問題ない。あくまでも古本屋を訪れる客が、探し求めている一冊の本の向こうに広がる記憶、思い、かけがえのない思い出が綴られる(無論、その小説を読んでいればもっと深く読めるかもしれないけど)。そして思うのが、人と本との繋がりって、とっても不思議で、面白い。(ちなみにお気に入りは、どれも良かったけど、一つ選ぶとすれば、ラストの『普通の人生のために』)。2023/09/09

アカツキ

13
古本屋の店主をしている著者は本を探す手数料として依頼人に探している理由や事情を依頼人に語ってもらっていた。数ある依頼人の物語から著者選りすぐりの29篇をまとめたノンフィクション。手数料として身の上話を要求するというのも物語的だけど依頼人が語りだす話もドラマみたい。本が人を選ぶという著者の言葉に共感。面白かった。2023/07/07

ハルト

12
読了:◎ 本に纏わる掌編小説かと思っていたら実話だった。なんという奇談。▼それを蒐集したのは、韓国の古本屋さん。彼は本を探すための手数料代わりに、なぜその本を探すのか、その理由を訊くことで対価としている。彼の元に集まった奇跡の物語たちは、本が人と人を繋ぐ絆になり得ることを教えてくれる。おそらく店主の人柄もあって語られる話たちは、どれもがかけがえのない話ばかりで、ドラマチック。そしてじんわりとする。年単位での探し物もあったりするのに、ずっとその本を希求する。そこには人の想いが込められているからだろう、きっと2023/08/02

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