嘘つきのための辞書

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309208800
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

長大な百科辞書の編纂に取り組むマロリーは、何者かが差し挟んだ「虚構の項目」に苦しんでいた。一方19世紀、辞書編纂者のウィンスワースは日夜自分で作った言葉を辞書に紛れさせ……。

著者情報
イギリスの作家。ロンドン大学で教鞭をとる。2017年発表の短編集『Attrib. and Other Stories』がジェイムズ・テイト・ブラック記念賞などを受賞し注目を集めた。ロンドン在住。

内容説明

19世紀のロンドン。スワンズビー社の辞書編纂者ウィンスワースは、日夜ひそかに架空の項目を挿入することで日々の憂いをはらしている。いっぽう現代のスワンズビー社では、インターンであるマロリーが辞書に紛れ込んだ嘘を探しだし取り除く仕事と格闘していた―。言葉の定義に執着しながら定義不可能な現実に振り回される、ふたりの辞書編纂者のひねくれた愛の物語。

著者等紹介

ウィリアムズ,エリー[ウィリアムズ,エリー] [Williams,Eley]
英国の作家。ロンドン大学講師。2017年に刊行した短篇集『Attrib.and other stories』がリパブリック・オブ・コンシャスネス賞、ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞を受賞し注目を集める。2021年、『嘘つきのための辞書』でベティ・トラスク賞を受賞。英国王立文学協会フェロー。ロンドン在住

三辺律子[サンベリツコ]
翻訳家。東京都生まれ。聖心女子大学英語英文学科卒業。白百合女子大学大学院児童文化学科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がらくたどん

68
「辞書」ならば読まねばなるまい。新聞書評で宮部みゆき氏も「面白い」と興奮してたし。でも如何せん自身の英語の素養がしょぼい。なので「序文」は壁。なんとかよじ登って忍び込んだらAからZまで続く章立てのEまでは泥濘・砂利道・落とし穴。とうとうミヤベに八つ当たりしかけたF、悪路は開け思いもよらない秘密の花園が眼前に現れる。大部の未完百科辞書だけに縋る「老舗」超斜陽出版社のただ一人の従業員と19世紀に同社に在籍していた辞書編集者。辞書に紛れ込んだ「嘘言葉」が促す内気で不器用で頑固な二人それぞれの恋と次の一歩の物語♪2023/10/30

tom

27
「舟を編む」「博士と狂人」「小さなことばたちの辞書」など辞書小説は面白い。この本もその一冊。主人公の一人は、辞書編纂者として働いている。同僚からはみそっかす扱いを受けていて、そのストレスなのか元々の楽しみの延長線上にあるのか、存在しない言葉(フェイク語)を作り出す。そして、フェイク語を作成中の辞書に紛れ込ませる。もう一人の主人公、100年後のアルバイト女性がこれを探し始めた・・・。フェイク語、ありそうなのにない言葉、作ってみようと考えてみたのだけれど、どうにも思い付けない。これは難しいと思いながら読了。2023/10/07

星落秋風五丈原

26
これ結局過去パートってハピエンなの?というのがわからなかった。2023/06/17

マカロニ マカロン

23
個人の感想です:A-。この本は本屋大賞翻訳小説部門の候補作にできるのではないかと思った。1930年に刊行された未完の『新百科事典』を電子化しようとするオーナー兼編集長にインターンとして雇われた若い女性マロリー。「結婚」の定義を「男女の」から「二人の人間の」に変更したことで毎日脅迫電話がかかってくる。更に、この辞典には「マウントウィーゼル」という盗作を防ぐための架空の項目が含まれているが、その数がハンパない。なぜそんな数多くのマウントウィーゼルを入れたのか?脅迫者の狙いは?等謎解きと辞書作りの二つが楽しめる2023/08/23

uniemo

21
去年オックスフォード辞書の編集事業がメインテーマの「小さなことばたちの辞書」がとても好きだったので期待して読み始めたら「小さな~」で大事なキーワードともいえる「ボンドメイド」のエピソードが少しだけ語られていてより親近感を持ちました。本作は現在と過去の辞典編集が交互に語られ、それぞれの恋愛模様にも面白さがありますが、何よりもフェイク語を見つけたり言葉遊び的なものを楽しむ小説だと思うので翻訳も大変だったと思いますが、私がその楽しさを全部理解できたかは微妙なところがありました。2023/09/16

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