出版社内容情報
シャネル、フェンディのディレクターとして60年以上ファッションを牽引した「モード界の帝王」がのこした名言の数々。
内容説明
「シャネル」、「フェンディ」など錚々たるブランドのアーティスティック・ディレクターであった「モード界の皇帝」がのこした、ウィットに富んだ名言の数々。
目次
カール、人生を語る
カール、モードを語る
カール語録1
カール、スタイルを語る
カール、カールを語る
カール、シャネルを語る
カール、贅沢を語る
カール、体型を語る
カール、デザインを語る
カール、挑発を語る
カール、名声を語る
カール語録2
カール、本を語る
エリザベト、カールを語る
カール、カールを語る2
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
36
カール・ラガーフェルドの発言集です。 カール・ラガーフェルドは含蓄のある言葉を発しますが、深く掘り下げてはいけないと思うのです。もしくは軽口とも思える数十文字の発言に対して、服飾歴史や国別のモードと衣服の関係性、色彩学、美術史などを考察しつつ読み解かないとたぶん、曲解します。彼の発言は言葉通りにとらえて、自分のために使えばいいのはないでしょうか?彼の創った服のようにプレタポルテでありながらオートクチュールよりも自分の一部にするように。モノトーン・ルックの彼がいないと世界の色彩が少し色あせたように感じます。2020/07/04
G-dark
15
非常に多くの本を読んだ読書家としても知られる故カール・ラガーフェルド。「本というのは表紙のあるドラッグで、いくらやったって過剰摂取にはならない。わたしは本の犠牲者だ。そうであることが幸せだ」という彼の言葉にわたしはとても共感! 「わたしは本なしでは生きられない。本のない部屋は死んでいるも同然だ」という彼の言葉にも物凄く説得力を感じます。天国にも本があって、彼が死後も読書に没頭出来ていることをわたしは祈ります。2021/02/22
ズー
13
ピリッとした、美的感覚にすぐれた知的な言葉たち。冷たさも感じ、自身も自分のことを人の心がなくて機械的だなんて言っている。しかし的を得ている言葉がたくさん。言葉すらカッコいい。そしてその母親の言葉もカッコいい。物を作る者として第一線で輝いていたのも納得な思考。2020/10/16
秋良
9
恥ずかしながら彼のことはシャネルを立て直したことと、モードの帝王と呼ばれてたことしか知らないんだけど。こういうちょっとホラ吹きっぽい、どこまで本気か分からない人ってすごく面白いし見てて元気になる。「政治的に正しくない態度を取るのも好きだ。政治的正しさには我慢ならないから」ポリコレ隆盛の今、いっそ気持ちいいくらいだわ!ラガーフェルド、頭の良い不良少年みたいな人。2020/09/21
福
1
装丁やデザインやフォントから、心からのカールへのオマージュであると感銘を受けた。英語の原書も是非見てみたい。2021/09/18